神奈川県出身の遠野なぎこはバラエティーでの歯に衣着せぬ発言や女優として活躍していますが、幼少期は親から虐待されるなど壮絶なエピソードを持っています。幼いころから子役として活躍していますが、人気があったせいで中学時代はいじめに合います。そんな時でも親の言いなりになるしかなく、耐えながら芸能界の仕事をこなしていきます。遠野なぎこの母親は高校生の時に妊娠し、相手である父親と青森から東京へ駆け落ちし19歳で出産します。
写真:4.blogimg.jp
ところが結婚生活は長くは続かず、遠野なぎこが小学生の時に離婚後1年で別の男性と再婚します。母親は不倫相手と密会するときは兄弟の面倒を遠野なぎこに押し付けたり、再婚相手の男性と一緒にお風呂に入るよう強要したりと家庭環境は崩壊していたといえます。小学校時代は体や顔に関する悪口を母親から延々聞かされたり、実の父親からは身体的な虐待を受けるなどかなり過酷な幼少期を経験しています。15歳の時に撮影されたドラマに出演したことがきっかけで人格崩壊が起こり、女優という仕事に疑問を持ち始めて休業を決めます。
写真:4.blogimg.jp
我慢に我慢を重ねた結果出した仕事を休むという決断でしたが、夢の中で自分が演技をしている姿を見るようになりやはり女優しか生きる道がないと信じ復帰を決めます。メディアで見る遠野なぎこは元気で明るい印象ですが、ある番組の取材で休日はほぼ1日中お酒を飲んでいるとかサラダに唐辛子をたっぷりかけるなど偏食とアルコール依存症が発覚します。
写真:seesaa.net
このことが災いしてシャンプーをしていた時に髪の毛がごっそり抜けたことで心配になり、人間ドックに入った際の診断で余命7年と診断されてしまいます。遠野なぎこは自伝的な本を出していて摂食障害については、15歳の時に診断されて思春期で体重が増え始めたため母親に食べたら吐くという行為を教えられたと書いています。
写真:ewspo24.com
一番最初の症状は過食嘔吐で、大量に食べて大量に吐くという行為です。実の母親から虐待を受け育児放棄までされた経験から、1度も愛してくれなかった母へ、1度も愛せなかった男たちへというタイトルの本を出版しています。現在は母親とは絶縁関係にありますが、完全には呪縛から抜け出せてはいません。
写真:idcfcloud.com
それでも本を出版してすべてを吐露したことで気持ちに整理がつき、少しずつ前向きになってきたと語っています。愛猫といると自分をモンスターと思わなくてもいいと語っていて、心の救いになっています。