女優の遠野なぎこさんは、現在はバラエティ番組などで活躍中です。普通とは違う異質のキャラクターや趣向性に面白味を感じていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。お昼ごはんとして、野菜サラダに七味唐辛子をかけたり、お酒が手放せなかったり、男性の趣味が悪すぎたりと、美人女優であるにも関わらず、そのギャップが面白いとバラエティ番組で話題になっています。
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遠野なぎこさんは私生活では2度のスピード離婚もされていらっしゃいます。また健康面でも、摂食障害や強迫性障害、アルコール依存症などの病気を抱えているので、精神状態も健康状態も大丈夫かと心配な点も多い女優さんです。
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そんな遠野なぎこさんですが、15歳の頃に出演された未成年というドラマでラブシーンを演じ、精神崩壊状態になってしまい、その後、芸能活動を3年ほど休止されていました。一体、未成年というドラマでは、遠野なぎこさんはどのような役柄を演じていたのでしょうか。
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未成年というドラマでは、遠野なぎこさんは、ドラマで初めてのキスを経験しなければなりませんでした。また役柄もカー子と呼ばれる少女で、母親が男にだらしない設定で、売春をしなければならない少女の役でした。そのため、この役を演じたおかげで、精神的にもおかしくなってしまったそうです。ファーストキスの相手は当時20歳だった、いしだ壱成さんで、過激なキスシーンであったため、その場にいた共演者も驚いたほどです。キスシーン後は、卓球台で身体を身体を押し倒され、行為に及ぶというシーンが撮影されました。
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実はこの未成年というドラマを撮影中に、遠野なぎこさんは摂食障害という診断を病院から受けていました。ちょうどこの時、思春期の頃で、体重が増え始めた遠野なぎこさんに母親が吐くという行為を教えたため、過食嘔吐の症状が出てきました。過食嘔吐というのは、食事などを大量に食べては、トイレで大量に吐き出すという方法です。
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また遠野なぎこさんの母親は毒親としても有名です。トイレで吐けと言いながら、吐いている娘の様子を楽しそうに見ており、そのような母親の姿を見て、遠野なぎこさんはさらにストレスを強めていったのです。そのため、未成年というドラマが終わった後は、3年間も芸能活動を休止していました。
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遠野なぎこさんは、ご自身の摂食障害の悩みなどを描いた本を出版されており、摂食障害の苦しみや悩みなどを書かれています。思春期の大切な時期にも関わらず、未成年というドラマに出演することは、彼女自身にとっても、とても辛いことだったのではないかと推測することができるでしょう。
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遠野なぎこさんのブログには、母親のことも書かれています。若くして子供を産んだことや、芸能活動をする娘に嫉妬したり、離婚を繰り返し、子供を無計画に生んだことや、おかずがキャベツの千切りのみということもあったそうです。また父親についてもブログに書かれており、お酒やサラ金暴力などが原因で離婚されているそうです。そのため、遠野なぎこさんは、母親の暴力も受けながら、下の子を守らなければならなかったそうです。両親からの虐待も受けていたことなどが、遠野なぎこさんのブログで書かれていますので、こうした生活環境も、遠野なぎこさんの人格形成や精神、健康状態にも、大きな悪い影響を与えてきたのではないかと考えられます。
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ブログでは、ファンからの悩み相談も受けていますので、同じような悩みで苦しんでいる人の助けになりたいと、彼女自身が強く願っているのではないでしょうか。未成年というドラマでは、辛い思いをしながら出演されていた遠野なぎこさんですが、彼女の育ってきた家庭環境が最終的には大きな引き金になっていたのでしょう。