芸能界をマルチに活動している松島トモ子が認知症である98歳の実母を介護中であることが明らかになりました。だんだん変わっていく母親の姿に苦労したという松島トモ子は、老老介護の現実を赤裸々に語っています。
松島トモ子プロフィール
本名: 松島奉子
生年月日: 1945年7月10日
出身地: 満州国
身長: 155cm
血液型: A型
松島トモ子が認知症の98歳の母親の介護を通じて思うこと
かつてはライオンとヒョウに立て続けに襲われながらも、それをネタにし、それからも動物ロケに出続けていたことが印象的だった松島トモ子。現在は98歳の認知症の母親の介護をしていることが明らかになりました。松島トモ子が現在、母親の介護を通じて思うことは何なのでしょうか?
元気だった母親に突如異変が…
95才までヒールパンプスを履きこなし、いつもおしゃれで上品だった松島トモ子の母・志奈枝さん。松島トモ子が志奈枝さんの異変に気づいたのは親しい人に囲まれた95才の誕生会でのことだったそうです。いつも気遣いのある志奈枝さんが、お客様の話に無関心のように黙々と食べ続けており、まるで別人のように見えた松島トモ子は心配して声をかけると突然失禁をしてしまったようです。思いがけない出来事に松島トモ子は介護認定調査を受け、認知症で要介護1の認定を受けることに。志奈枝さんは後に「レビー小体型認知症」と診断されることになります。
「レビー小体型認知症」とは?
「レビー小体型認知症」とは主にどのような症状があるのでしょうか?主な症状として、注意力の低下や視覚認知の障害、記憶障害などの認知機能障害がみられますが、初期から中期にかけては記憶障害が目立たない場合も多く、アルツハイマー型認知症のような一般的な認知症だとは認識されにくい面があるそうです。実際には見えないものが見えたり、その時々による理解や感情の変化、歩行など動作の障害、大声での寝言や行動化など特徴的な症状があらわれるといいます。
志奈枝さんも認知症が進行するたび「戦車が来た!」と言って浴室から飛び出してきたり、夜中に外に出て行ってしまったり、「軍服の兵隊が見える」「なんで私をいじめるの!」といったような発言、時には居間の椅子が飛んでくるというような症状があらわれはじめたそうです。
介護のストレスからパニック障害に陥った松島トモ子
志奈枝さんの変わり果てた姿にストレスを抱え、パニック障害を発症してしまった松島トモ子。仕事も1年あまり休んだそうです。自身も高齢に入る中、介護が始まってから2年半ほどは追い詰められた生活を送っていたようです。
在宅介護4年目に入った現在の母親の姿は?
在宅介護4年目に入った現在、志奈枝さんの虚言や幻視、徘徊などが徐々に落ち着いてきたそうです。また、娘の舞台を鑑賞すると昔の厳しい志奈枝さんが出てくるそうで、終演後に感想を聞くと「まあ無難でしたね」といった返答が来るそうです。今も毎日が闘いだという松島トモ子。それでも日常の生活の中から小さな幸せを探している最中だそうです。