新型肺炎の感染拡大の影響により、日本のツイッターでは1月30日までにも、
「東京オリンピック中止」がトレンド入りする事態となっており、
IOC(国際オリンピック委員会)が中止を検討しているという”ウワサ”が広まっています。
しかし、この情報はとあるニュースサイトが臆測で付けた記事タイトルを基にしていると考えられ、
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は1月30日、
新型コロナウイルスによる肺炎で「五輪中止」との誤情報がインターネット上で一時拡散したことを受け、
「中止は検討していない」と完全否定したことが明らかになりました。
また、今後の対応などについては、
「国際オリンピック委員会(IOC)や関係機関と緊密に連携し、必要に応じて対策についての検討を進めていく」としています。
”五輪中止”というデマ情報は、30日までにも国内のツイッターなどで拡散されるという事態となっており、
国内のツイッターでは一時、「東京オリンピック中止」というワードがトレンド入り。
きっかけとなったのは、情報サイト「BUZZAP!(バザップ)」に掲載されたことが発端となっているようです。
新型コロナウイルスによる肺炎の死者が170人、感染者は8100人を超えた中国では、
2月に武漢で予定されたボクシング東京五輪アジア・オセアニア予選が3月のヨルダンへ変更され、
3月の北京での飛び込みワールドシリーズは中止など、国際大会が次々と中止、変更、延期へと追い込まれているようです。
東京五輪予選や五輪出場枠に関わる大会も多く、偽情報の拡散につながったとみられますね。
組織委は約半年後に迫った東京五輪へ注意喚起のレベルを引き上げています。
これら一連の報道を受けて、ネット上ではこんな声が寄せられてます。
「厚労省が、発症していない潜伏期間の人の対処が難しいと言っている。
未だ、渡航禁止にしていないし、チャーター機の帰国者は、隔離していなし、
時間を追うごとに、日本のあっちこっちから感染者が増えている。
このままだと、オリンピックどころでは、無くなるんじゃないの。
オリンピック開催しても、テロとかも対応出来なさそうだけど。」
「そのデマが日に日に現実味を帯びていくかも知れない。
終息宣言がいつになるのか誰も分からない。時間が経った夏だし忘れている人もいるだろうしマスクはしてない人は多い。」
「それはそうと、2030年冬の札幌は立候補しなくてよい。どうしても立候補したいなら、新規の競技場を建設しない前提でお願いします。国は金がないと言いながら、余計な事に金を使っている。五輪よりも、例えば高齢者が運転しなくていいようなインフラを整備してください。」
などのコメントが寄せられていました。