お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光さんが9日、パーソナリティーを務めるTBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」に出演。東京五輪・パラリンピック開催是非をめぐる問題について言及しました。
アメリカの有力紙・ワシントンポストは、5日のコラムで日本政府に対し、東京五輪を中止するよう促しました。さらに、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長を「ぼったくり男爵」と呼び、オリンピック開催を強要していると主張。
この報道について太田さんは、「ワシントンポストとかニューヨークタイムズとかは、いろんなことを言いますから」とした上で、「『やるかやらないか』じゃなくて、その中間があるはずなんですよね」とオリンピック開催について意見しました。
太田さんが語った中間というのは、『やるかやらないか』の2択で考えるのではなく、現在の感染状態に合わせた規模でオリンピックを開催するということ。
「たとえば、『この国はちょっと今は感染状態が高いから、もしかしたら今回見送るかもしれない』とか、『この競技はできるかもしれない』とか。そういう途中のグラデーションがあると思うんですよ」と例を用いて提案しました。
感染拡大が収まらない中、開催是非が問われる現在の状況に、太田さんは「うんと小さい規模でも、やるというんだったらやれるわけだし。それが『やるかやらないか』の二元論になっているから、それはあまりにも乱暴」と私見を明かしました。