東京都八王子市宇津木町で11日午前、横断歩道を歩いていた保育園児の列に軽トラックが突っ込む事故があり、この事故により子供4人を含む7人が負傷しました。
いずれもけがの程度は軽いとのことですが、警視庁や消防が事故の詳しい状況を調べています。
事故があったのは11日午前10時半ごろ、
東京 八王子市宇津木町の交差点で、横断歩道を渡っていた10人前後の列に軽貨物自動車が突っ込みました。
警視庁八王子署は同日午後、自動車運転処罰法違反(過失致傷)容疑で現行犯逮捕した運転手の60代の男性を現行犯逮捕。
しかし、60代の男性が首の負傷で入院が必要になったとして、男性を釈放したと発表しました。
警視庁によりますと、この事故で2歳の保育園児4人と、30代と60代の女性の保育士2人がはねられたといい、
頭を強く打つなどのけがをしましたが、幸いにもいずれもけがの程度は軽いということです。
保育園児は2歳前後とみられ、台車に乗ったり、保育士と一緒に歩いたりして横断歩道を渡っていたところをはねられたことが明らかになっています。
事故現場は、中央自動車道の八王子インターチェンジから北東に800メートルほどの場所にある国道16号線沿いの交差点。
付近には保育園や中学校などがあります。
警視庁は60代の男性運転手を過失運転傷害の疑いで逮捕しましたが、
この運転手もけがをして入院したことから、釈放したということです。
運転手の60代の男性は、「下に落ちた物に目をやり、前を見ていなかった」と供述しています。
警視庁は今後、回復を待って事情を聴くことにしています。
110番通報した現場近くに住む30代の男性は取材に応じており、
「ドカーンという音がしたので自宅の窓から外を見たら信号機が揺れていた。子どもたちは立っていたが、保育士さんが横たわってぐったりしていた」と言及。
また、事故直後に現場を通りかかった40代の男性は、
「子どもたちが1か所に集まっていて近くで保育士さんが倒れていた。以前からスピードを出して走る車が多い場所だった」と話していました。
現場近くに住む70代の男性も事故現場の普段の様子について、
「この辺りでは保育園の子どもたちが散歩する様子をよく見ていた。ドライバーはぜひ気をつけてほしい」
と呼びかけていました。
子どもの列に車が突っ込んでけがをする事故は過去にも起きています。
今年5月には大津市で散歩中の保育園児の列に車が突っ込むなどの事故で、
園児2人が死亡、14人が重軽傷を負いました。
幸いにも死者は出ませんでしたが、今後同じような事故が起こらないことを祈ります。
この報道に対して、ネット上からはこんな声が上がっています。
「池袋の時の「上級国民」に対する扱いと、今回のバランスを
考えないといけませんね。国民は見ていますよ。」
「死人が出なくて良かった」
「怪我の為に保釈されたのですね、方や親子を死なせて逮捕すらされない人がいる、この国の闇を猛烈に感じる、誤った判断は正すべきだ、旦那さんは今も苦しんでいる。」
などのコメントが寄せられていました。