新型コロナウイルスの感染拡大の影響のより、全国各地で「トイレットペーパーが不足する」との誤った噂が広がり、
各地のスーパーマーケットなどでは、3月1日朝早くから買い物客の行列ができています。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う”トイレットペーパーが不足する”といったデマの影響で、
安倍晋三首相は2月29日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてトイレットペーパーが店頭で不足している状況に触れ、
「事実でないうわさが飛び回っている。十分な供給量と在庫が確保されている」と述べ、国民に冷静な対応を呼び掛けました。
また、マスクについても増産支援を実施するとし、3月には月6億枚以上の供給を確保すると強調しました。
一方、マスクを買い占める客の姿は1日にも各地で多数見られており、
静岡県内各地の量販店やドラッグストアの店頭からトイレットペーパーなどが品切れになっているようです。
政府高官がこのように買い占めの自粛を要請してはいますが、
29日には富士市の製紙メーカー直売店に客が詰め掛け、
在庫は十分あるのに販売が中止に追い込まれるという事態に。
トイレットペーパーの原材料不足など根拠のないデマが発端とされており、
家庭紙の国内シェア3割を誇る富士市の業界関係者は「在庫は潤沢」と、消費者に冷静な対応を求めています。
通販も手掛ける同社には全国から電話での問い合わせも相次いでいる状態で、
同社担当者は「東日本大震災でもここまでではなかった。在庫はあるのに異常だ」と、驚きを隠さない様子。
同市内の量販店でも大勢の買い物客が両手にトイレットペーパーを抱えて列が見られ、
50代の主婦は「家に買い置きはあるが、不安で手が伸びた」と明かしました。
トイレ紙製造の市内最大手でもある丸富製紙の日向孝夫常務は、
「原材料の古紙とパルプは国内で調達していて各社とも在庫も十分。無くなることはあり得ない」と断言。
買い占めによる急激な消費増で、店舗への配送が追いついていないだけと現状を分析しています。
デマ情報が全国各地に出回り、国民がパニックを起こしているようです。
在庫は十分にあるということで、緊急でなければ買い占めるのは極力控えましょう。
ネット上ではこんな意見が寄せられています。
「マスコミが取り上げなければ、熊本だけの騒動に終わっていたのに、全国ネットで空の商品棚ばかり映して、消費者の買いに行かねば無くなるの不安心理を煽ったマスコミが一番悪い。実際に商品が不足しているマスクや消毒液と違って、消費者1人1人が冷静になれば、トイレットペーパー、ティッシュペーパーの騒動は直ぐ収まると思います。」
「トイレットペーパーの買い占め 在庫切れの棚
品切れですと答える店員 数日前の夜にあった某ニュース番組の内容です。どう考えても混乱を起こす為の編集にしかみえない。こんなニュースを視れば また、買い占めが起こり得ると分かる事なのに、、 ちゃんと裏を取れば品不足にはならない、冷静に対処しましょうと放送できたはず。
ニュースは 今起こっている事を流す事も役割でしょうけど、考え無しに垂れ流して良いものでもない!責任者は 週刊誌レベルの思考で放送に踏み切るべきではない!」
「実際に工場の在庫をうつすこのような記事の伝え方は良いと思います。なくなったとスーパーなどの空っぽの棚をうつすだけでは、在庫が充分にあると言われても不安になりみんな買いに行ってしまうと思います」
などのコメントが寄せられていました。