「新型コロナウイルスにかかわりトイレットペーパーが品薄になる」という旨の虚偽情報を職員がSNSで発信したとして、
鳥取県米子市の米子医療生活協同組合は今月3日、公式HPで謝罪しました。
同組合は3日にも公式ホームページにて、
新型コロナウイルスの感染拡大でトイレットペーパーが品薄になるという“デマ”を流したのが、
「当組合の事業所に勤務する職員であることが判明しました」と報告したうえ、
「当組合の規定に照らして厳正な対応を検討いたします」と発表しました。
主にSNS上でこうしたデマが広がったため、現在も品薄、品切れ状態が続いています。
謝罪文については組合のホームページに3日から掲載されており、
「多くの皆様方にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。
当該職員については厳正な対応で処分する方向で考えるとしています。
一方で、同組合は職員がデマを投稿したことを、どのように把握したかは明らかにしていません。
同組合には4日朝から多くの苦情の電話がかかってきており、
現在、職員が対応に追われているといいます。
トイレットペーパーに関しては主にSNS上で「マスクと原料は同じ」「中国製の輸入ができず品切れになる」などのデマも拡散。
ドラッグストアやコンビニ、スーパーなどでは買い占める人が殺到し、
品薄状態が続き、本当に欲しくて買いに来た人が買えないという現象が起きています。
さらに悪質なのは、フリマアプリやオークションサイトなど高額での出品が相次ぐ事態となり、
業界団体や政府は「在庫は十分ある。冷静な行動を」と呼びかけていました。
デマ拡散した職員はどのような意図で拡散したのか詳細は分かっていませんが、
国民をパニック状態に陥らせたことは遺憾でならないですね。
これら一連の報道を受けて、ネット上ではこんな声が上がっています。
「間違えてはいけないのは「この職員は誰かが作ったデマを深く考えずに横流しした状態」という点。
当然それも間違ったことだが、絶対に許せない最初のデマを作り流した奴を逮捕するべき。
トイレットペーパーにしろ、米にしろ、デマを最初に作った愉快犯がいる。こういった連中は必ず見つけ出し、社会混乱を引き起こした罪を償わすべきだろう。」
「その人は大人なんですよね？プライバシーもあるのでしょうが、このような混乱を招いたわけですから、大人してきちんとした説明をさせるべきなのでは。然るべき処置は社内のこと。世間は納得できないでしょ。」
「最初にデマを流したという事は、悪意か自身の勝手な判断なのか、どちらにしても悪意ですね。
日本が混乱している時に悪意によりデマは非常に許しがたい行為です。
マスク、アルコール消毒など高齢者や子供に行きわたらない。生活弱者に行かない事態の中なのに。
又、マスク等の異常ともいえる転売については法律改正をしてほしい。
転売せずに市町村に寄付をすべきだ。」
などのコメントが寄せられていました。