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◼︎デスノート出演で有名に
1999年から芸能活動を始めた戸田恵梨香は、オーディションを受けて大ヒット作となった映画「DEATH NOTE」のキーパーソンともいえる役、ミサミサこと、弥海砂役を勝ち取って、映画に初デビューしました。
この作品では、ノートの持ち主は必ず死を迎えるという設定になっている中、デスノートを手にした人物の中で唯一、生き残った人物となっています。
この点に興味を持った佐藤信介監督により、2016年には弥海砂を主人公にした「デスノート Light up the New world」が作成、主演を務めました。
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約10年ぶりにふたたび弥海砂役を演じることになり、「当時は無我夢中で作品に取り組んでいましたが、今、10年を経て再びミサミサを演じることになり、楽しみよりも不安の方が強い」とコメントしています。佐藤信介監督にとっては、デスノートを手にしながらも死を逃れた海砂に対する興味はかなり大きなものがあり、ぜひ、彼女を主人公にした映画を作りたいという希望があったと言います。
そのため、「デスノート」シリーズは、前編後編にわかれた本作に続き、ライトこと夜神月ではなく、ライトを追い詰めるLを主人公にした作品「L change the World」に、海砂を主人公にした4作品が作られたことになります。
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◼︎出演作が続々と大ヒット
テレビドラマでは、初めて主役を務めることになった「LIAR GAME」が、深夜枠での放送ながら大ヒット作品となり、純粋で人を疑うことをしない神崎直役で高い評価を受けました。その後、テレビドラマでシーズン2が作られ、最終的に映画によって作品は締めくくられます。
尚、その後も「LIAR GAME」は女優を替えて映画化されていますが、テレビドラマシリーズから続く、戸田恵梨香演じる神崎直の物語は終了したということで、映画は「LIAR GAME The Final Stage」のみの出演となっています。
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◼︎実力派女優
テレビ、映画ともに出演作品は数多く、今や実力派女優として必ず名前が挙がる一人として大活躍です。
ヒットしたテレビドラマシリーズでは、シリーズ化されている「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」に緋山美帆子役で3シーズンにわたって出演した他、これまでとはうってかわったぼさぼさ頭の変わり者刑事で新境地を開拓した作品、「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」の主演の当麻紗綾役に注目が集まりました。
「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」はヒットを飛ばし、単発のドラマの他、二本の映画化も行われています。
兵庫県出身ということで、普段は関西弁、それも神戸弁を話し、お笑いが好きという一面を持っています。
趣味は多く、父親に習ったという少林寺拳法は初段の腕前を持つほど、運動神経もよく、これがアクションシーンを演じるにあたって役立っていると考えられます。
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スタンバイの間はケラケラ笑っていたのに、「本番」の声がかかると涙をぽろぽろ流す演技を即座にやってのけるなど、女優であるということに強いこだわりを持っています。
そのため、同じ作品に出演している女優が歌も歌っていると聞くと、辛辣な口調で批判することもあるため、気難しい面もあるとして業界ではちょっとした有名人です。女優としてのこだわりが強いところは、それだけの仕事をやってのけるという評価につながり、オファーが途絶えることはありません。
2017年にはドラマ「リバース」で物語のカギを握る越智美穂子役を演じた他、2018年には、再び緋山美帆子役として出演する「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」映画公開を控えています。
神戸で阪神淡路大震災を経験していることから、2017年に迎えた神戸開港150年記念事業にあたって、地元出身の有名人としてイメージキャラクターに就任し、地元の貢献にも努めています。