不慮の事故で命を落としてしまうのは本当に悲しいことです。特に動物だと誤って車にひかれてしまうケースも少なくありません。そんな中、とある子猿が車にひかれてしまい命を落としてしまったものの、母猿が温かく抱きしめ「最後のキス」をする写真が拡散され、見る者が涙しています。
車にひかれ命を落としてしまった子猿
それはタイでの出来事。現地の国立公園に生息している1匹の子猿が車にひかれ、命を落としてしまいました。どうやら母猿と離れ離れになってしまい、道路で彷徨ってしまったようです。運転手は子猿をひいてしまったことに気づいていながらも、そのまま走り去ってしまったようです。
しばらくしてから母猿が子猿が倒れていることに気づきます。母猿は直ちに子猿を安全な森の中に連れて行き、子猿の容体を確認します。母猿は息をしていない子猿を信じることができず、両手で抱きしめ身体を揺さぶったりもしました。いくら揺さぶっても目を覚まさまい母猿はついに子猿がこの世を去ったことを確信したのです。
「最後のキス」をする母親のシーンが泣ける…
そこで母猿は子猿と最後の別れを決心します。子猿の身体にキスをし、見送ったその姿が撮影され、ネット上に拡散されると子猿に哀悼をしては涙。それと同時に「ひき逃げをした運転手が許せない」「動物の命だって人間と同じように価値がある」など、運転手に対する怒りの声をあらわしています。
一方、国立公園側は今回の事件に関連し、訪問客にできる限り、運転の際に大きな音が出ないよう、そしてスピードも60km以内で運転するよう呼びかけています。動物を守るために車での来園自体なるべく控えた方がいいのかもしれませんね。
まとめ
このように、不慮の事故でこの世を去ってしまった子猿を抱きしめ「最後のキス」をした母猿の姿が「切ない」と、見る者の涙を誘っていますが、まだまだ生きられるはずの命が無神経な運転手のせいで奪われてしまったというのは非常に悲しいですね。母猿はどんな思いだったことでしょうか。