何の罪もない動物に残酷な行動に走る人間も残念ながら少なくありません。最近になり、宅配ドライバーが通りかかった際にあいさつ代わりにしっぽを振ってお出迎えした犬にドライバー突然ブチ切れ、暴行をはたらいたとして非難の声が相次ぐ事態となりました。新型コロナウイルスの影響でピリピリしているのは分かりますが…
しっぽを振る犬に向かって突然ブチ切れた宅配ドライバー
それは中国での出来事。とある住宅で飼われている飼い犬に悲劇が訪れてしまいました。飼い主は普段、飼い犬を玄関の入り口に犬小屋を設置し飼わせているのですが、そこに偶然宅配ドライバーが通り過ぎます。そこで飼い犬はあいさつ代わりにドライバーにしっぽを振るのですが、ドライバーは突然逆上。なんと、飼い犬に暴行をはたらきはじめるのです。
ドライバーは近くに置かれていたほうきで飼い犬に複数回暴行、それだけではなく、近くにあった石までも投げ飛ばしたのです。このせいで飼い犬は骨折などの重症を負ってしまいましたが、命を取り留めたのがせめてもの救いです。この暴行の瞬間が防犯カメラにバッチリ押さえられ、ドライバーは多くの批判にさらされることとなりました。
「仕事が終わらずイライラしていた」と話すドライバー
これには当然ながら飼い主がドライバー側に抗議します。防犯カメラにドライバーの顔がはっきりと映っていたことで宅配業者が特定されましたが、その後ドライバーは飼い主に直接謝罪。「暑くてイライラしていた」「それでも仕事が終わらずに感情的に暴行に走ってしまった」と説明しています。
業者側は「ドライバーは深く反省している」とし「二度とこのようなことが起こらないよう社内教育を強化する」と立場を明らかにしましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で宅配業者が多忙になっているのはじゅうぶん理解できますが、だからといって何の罪もない動物に手を上げるのはやはり許しがたいことですね。
まとめ
このように、人間というのは実に残酷なことをするなということを思い知らされますが、いくらイライラしてたとはいえこれはやはりダメですよね。その後、ドライバーがどのような処分が下されたのかは不明ですが、どうやら謝罪だけで終わったようなので、中国は動物虐待について甘いのかな、といった印象を受けますね。