’17年9月にEXILEのTAKAHIROと結婚し、翌年に出産。現在はCMには出演しているものの、仕事をセーブ中の武井咲。そんな彼女が、あの人気作品でドラマ復帰を果たすという。
「2017年に『黒革の手帖』の撮影と放送を終えてからも、この作品のことを忘れたことはなかった」と話すほど、強い思い入れがあるという武井。「3年という時間が経ったとは思えないくらい、元子という女性は常に近くにいたような感覚。正直、原口元子という役以外での復帰は考えられませんでした」と、作品への溢れる思いを語っている。
2017年夏、松本清張作品初挑戦にして、『黒革の手帖』史上最年少の原口元子役に抜擢され、大きな話題を呼んだ武井咲。”稀代の悪女”と言われる元子を体当たりで演じ、物語が進むにつれ、役とともに大きな成長を遂げていった。銀座のママにふさわしい凛とした佇まい、妖艶な仕草と笑みはまたたく間に視聴者を虜にし、武井はこの作品でまさに女優としての新境地を開拓した。
そして3年の時が経ち、刑期を終えた元子が、新たなスタートを切るところから今回の物語がスタート。1958年に発表した短編小説「拐帯行」(新潮文庫『黒地の絵 傑作短編集〔ニ〕』所収)を基に、全てを失った女が、金沢で再び頂点を目指しはい上がっていく。
子育てのため、一時は仕事をセーブしていたという武井、今回は特別ドラマのため、収録時間が短いということもあり、ドラマ復帰を決めたという。
この作品以降は再び、仕事セーブに入るとの話もあり、今回の『黒革の手帖』は、見逃せない。
■あらすじ 刑期を終えたものの、生活をなかなか軌道に乗せられない元子は、自分の過去を知る人物がいない土地で新しい人生をスタートさせたいと考え、金沢へ旅立つ。です。黒い本人は、そんな時、森村隆志という男が『アルテローズ』に現れる。この男との出会いが彼女の人生を大きく動かしていく…!