私有地の道路通行をめぐる金銭トラブルで、男性に車を急発進させ衝突した疑いで、70歳の男が逮捕されました。 各テレビ局は4年前にこの問題を取材していて、当時の通行料は1万円だったが、現在は4万円。4倍に値上がりしていました。
茨城県神栖市で海沿いの道路を走っていると、突然行く手を阻む「ストップ」と書かれた看板が目に飛び込んでくるのですが更にそこには 「この先、私有地あり 通り抜けできません。」と書かれています。 その先に進むと、道路の両側に進入注意を促す大量の看板がズラリと並び、バリケードまで設置されています。
事件は、この私有地の通行をめぐって起きた。 今月5日逮捕されたのは、無職・越川俊雄容疑者ですが、越川容疑者は、自分が乗っていた車の前に立ちふさがった43歳の会社役員の男性に車を急発進させ、衝突した疑いが持たれています。男性は、腰の骨を折るなど全治2カ月のケガを負っています。
近くの住人は『すごいよ、夜でも何でも見張っている。怖い。近づかないよ、みんな。俺も2、3回怒鳴られたことある。スピーカー越しとかで「見てるぞ」みたいな「ここ通るな」みたいに言われたりする 』と遠回りしなけらばいけなく、通行するには、所定の通行料金を支払わなければならず、これまでも迂回路が渋滞するなど住民を悩ませてきました。
15年ほど前までは通行できていたというこの道路で、番組では、4年前2018年にこの問題を取材していて当時の看板に書かれた請求金額は「1万円」。4年間で4倍に値上がりしています。この土地は約30年前、被害者男性の親族が購入し、その後、市の道路が開通していたことが分かった。 裁判の結果、私有地であることが認められ、今も道路の通行をめぐって市と地権者が交渉中だといいます。
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当時取材中には、突然乗り出した警報音に、監視モニターに映し出されたのは、私有地に入ってきたバイクで周囲には監視カメラが設置され、無断で通行しようとすると警報が鳴る仕組みになっていました。男性は、一日中、この広さ6畳ほどの小屋で道路を無断通行されないよう見張っていると説明していました。
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