ルパン三世といえば、長年にわたって第一線の人気を誇っている人気アニメです。そんなルパン三世は、度々声優のキャスティングが変更されています。そこで今回は、その歴代声優を振り返りながら、キャスティングが変更された理由にも迫ってみました。
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ルパン三世の歴代声優を振り返ってみよう
ルパン三世は、長きにわたって人気がある作品なだけに、声優の変更も頻繁に行われている作品です。そこで、歴代声優を振り返ってみましょう。
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主役のルパン3世は、初代の山田康雄さん→2代目の栗田貫一さんにチェンジしています。ルパンの相棒を務める次元大介は、初代と変わらず小林清志さんで、八十歳近い年齢をものともせず、現在も現役バリバリ!侍キャラでおなじみの石川五ェ門編は、初代の大塚周夫さん→2代目の井上真樹夫さん→3代目の浪川大輔さんへのバトンタッチ。不動のマドンナ峰不二子は、初代が二階堂有希子さん→2代目の増山江威さん→3代目の沢城みゆきさんへと変わっています。「とっつぁん」の愛称で親しまれている」銭形幸一警部は、初代が納谷悟朗さん→2代目の山寺宏一さんへバトンタッチ。どの声優さんへのバトンタッチにも言えることは、「そのキャラクターが持っている持ち味を活かしつつ、声を継承しているところ」です。もちろん、声優さんのスキルは人それぞれなので、厳密に同じというわけではないのですが、「以前の声優さんの方がよかったなぁ」というよくある残念感が全くありません。ルパン三世は、数少ない声優変更の成功例だと言えるでしょう。
声優が変更された理由とは?
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長寿アニメなら、声優が変更するのは決して珍しいことではありません。アニメの声優が変更される際は、「ギャラで揉めた」とか、「キャストの仲が悪かった」という話が噂されるのですが、ルパン三世の場合は「キャストの加齢」が原因だったと言われています。キャスト変更時の年齢で言うと、石川五右衛門の井上真樹夫さんは70歳、峰不二子の増山江威子さんは75歳、銭形幸一の納谷悟朗さんは81歳ですから、体力的に限界があるのは当然といえば当然。制作側としても苦渋の決断だったようです。ちなみに、次元役の小林さんに関しては、「あの独特なダンディー感を再現できる人がいなかった」から続投されていると言われています。ちなみに、栗田貫一さんは、テレビでルパン三世のものまねを披露していた時に、クオリティがあまりにも高いということで、モンキーパンチ先生が直々にオファーしたという話があります。
栗田貫一さんが一番下手?
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前述したように、現在は声優陣がガラッと変更されているルパン三世。現在キャスティングされている声優陣は、人気と実力で多くのファンを獲得しているタレント声優達です。この声優陣のキャスティングは、約一年間にも及ぶオーディションをした結果だと言われていますから、しゃべりに違和感がないのは納得。しかも、山寺宏一さんは声優業界で「一番上手い!」と言われており、浪川大輔さんも子役時代からお仕事されている声のベテラン、「女性声優の中では実力ナンバーワン」との呼び声高い沢城みゆきさんというキャスティングだからなおさら。この中に、タレントの栗田貫一さんが混じっているわけですから、関係者曰く「クリカンさんが一番ヘタかも(笑)」なんて話も出ているそうですよ。しかし、栗田貫一さんの声はルパン三世の声として定着していますから、キャスティング変更されることはまだまだなさそうですね。
まとめ
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2010年代に入り、実写版映画化されたり、新しいアニメシリーズがスタートするなど、まだまだ人気が衰えないルパン三世シリーズ。今後、声優の世代交代が続いたとしても、その個性的な作風は健在していることでしょう。個性豊かなキャラクター達が、どんな活躍を見せてくれるのか期待ですね!