大人気青春少女漫画の『君に届け』がついに完結します。『君に届け』は2006年1月から『別札マーガレット』(集英社)で連載が始まった、椎名軽穂の少女漫画です。
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『君に届け』人気急上昇
連載開始以降、読者の心をつかみ、人気が急上昇しました。2009年10月から翌年3月末にかけてと2011年1月から3月末にかけてテレビアニメ化されました。また、2010年には多部未華子と三浦春馬らによって、実写映画化されました。
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原作の世界観そのままに実写化されたと原作ファンから評され、かなり高い人気を獲得しました。さらに、少女漫画としては珍しく、アニメ、映画に収まることなく、ニンテンドーDSでゲーム化もされました。単行本の累計発行部数は2000万部を突破し、圧倒的な一大ヒット作品になっています。ピュアで爽やかさ満載の少女漫画『君に届け』は年齢や性別を選ばすに読者を獲得しました。
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そんな『君に届け』ですが、11月発売の『別冊マーガレット』2017年12月号をもって、最終回を迎えられることが告知されました。単行本においては、2017年12月23日の30巻をもって、作品の終了を迎えます。
『君に届け』の内容は?
漫画の舞台は北海道の高校に設定されています。主人公の黒沼爽子は本当は性格が穏やかで優しいにも関わらず、その黒い長髪と青白い肌から、すごく強い霊感をもっていると周囲から勘違いされていました。
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また、「貞子」というあだ名でよばれ、生徒だけでなく教師からも恐れられていました。一方、明るく、爽やかでみんなから慕われている人気者の風早翔太は爽子のことを外見で判断することなく、仲良くなります。爽子は自分のことを外見で判断することなく話しかけてきてくれた翔太に憧れを抱き、いつかは翔太のようになりたいと思うようになります。爽子は翔太と仲良くなるうちにクラスのみんなとも、徐々に馴染んでいきました。
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中でも、爽子の本当の性格を知った吉田千鶴、矢野あやね、真田龍といった大切な友達ができます。時は流れ、爽子は次第に、翔太に対して、恋心を胸に抱くようになります。
『君に届け』
『君に届け』は作品のテーマが恋愛にとどまるところなく、家族、進路と多岐にわたっているところも人気の一因です。
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作中の登場人物の心理描写が丁寧で繊細なため、読者が登場人物の心理に寄り添って読むことができます。登場人物たちの心の動きを一つ一つ追ってができるほどです。長期間の連載にわたっているにも関わらず、椎名の画風は変わることがなく安定しているところも見所の一つだと言えます。