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昔本当にあった美のトレンドまとめ、現代とはかなり違います


世界における「美のトレンド」の基準というのはかなり違うものなのですが、また時代においても現代とはかなりの違いがあります。そこで今回は、そんな昔のビックリするけど本当に存在した「美のトレンド」をいくつか紹介していきます。

昔本当にあった美のトレンドまとめ

1. お歯黒


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現在では時代劇や歌舞伎ぐらいでしか見ることは無くなったお歯黒ですが、江戸時代に既婚女性が歯を黒く染めることは一般的でした。お歯黒は歯を目立たなくすることで、顔を柔和に見せる効果があるそうです。そして独特の色っぽさと美しさが見出されると当時の人は思っていました。また、当時は歯科衛生が十分に進歩していなかったため、歯並びの悪さや変色、悪臭や虫歯を隠すのに役立っていました。ただお歯黒をする時は意外にも大変なようで、使う液体は臭くて苦いそうです。酢(酢酸)に鉄を入れ、それがサビて真っ黒になったものを使っていたのです。この液体を塗った後、ヌルデの葉から作った粉を上塗りします。これを繰り返して、お歯黒は完成します。ただ塗るだけではないんですね。point 405 | 1

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2. 首長族


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ミャンマーに暮らす「カヤン族」は首長族と呼ばれ、女性が長い首に金色の真ちゅうリングをまとうことで知られています。恐らく一度はテレビで見たことがあるのではないでしょうか?この慣習が始まったのは今から1000年近く前にさかのぼり、今日でも無くなっていません。現在、首長族のいる村は観光地化しており、外国人から得る入村料は、村の重要な収入源となっています。リングは5歳頃から付け始め、年を重ねるごとに増やしていきます。最終的に一人の女性が装着するリングの重さは、合計で11.point 303 |

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5kgになるといいます。通説では、このリングが首を伸長しているかのように思われていますが、実際に首が伸びている訳ではありません。リングの圧力で鎖骨が押し下げられ、肩の位置が下がることで極度のナデ肩になっているのです。point 108 | 1

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3. クラコウ


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クラコウは、つま先の長いシューズで、15世紀頃にヨーロッパで流行したものです。つま先の形を保つために、馬の毛やコケが入っていました。当時はとても人気でしたが、多くの批判もあったのが現状でした。そのためフランスでは1368年にシャルル5世が着用を禁止する御触れを出し、続いてイギリスでも禁止されました。

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4. クリノリン


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クリノリンは、スカートを膨らませるための下着で、鯨ひげや針金を輪っかにし重ねて作っています。1850年頃にフランスでこのクリノリンが発明されるまで、スカートのシルエットを作るには何枚も重ね着が必要だったので、その装着の容易さから爆発的に普及しました。しかし動くたびにクリノリンが引っかかって転倒したり、暖炉の火がスカートに引火して火傷したりする事故が多発するようになります。一説では最も流行した時期に、年間3000人がクリノリンによる事故で死亡し、2万人がケガを負ったといわれています。point 314 | 1

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5. 男性用コルセット


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ウエストのラインを細く見せるコルセットは、14世紀頃から女性の間で着用され始めました。それが男性にも流行しだしたのは18世紀頃で、当時は女性と同様に男性でも細いウエストが好ましいとされていました。男性もコルセットを使用していたとは意外ですね。

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6. 纏足(てんそく)


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纏足(てんそく)は、中国の宋の時代(960~1279年)から、1912年に公式に禁止されるまで行われていた風習のことです。当時、小さい足の女性は美しく魅力的であり、纏足を「金の蓮」と呼ぶことがあったほどだったそうです。纏足は幼児期から足に布を巻かせて強く縛り、足を変形させることで出来上がるとのことですが、親指以外は強制的に内側へ曲げられるため、時には激しい痛みに苛まれること。しかし縛り直す時以外ほどかれることはありませんでした。こうした苦痛を数年乗り越えて、足の変形が完成し、10cmほどのサイズで成長が止まります。また、纏足になった女性は、普通の靴を履くことができなかったため、専用の靴が用意されました。しかし足の小ささと変形のため、歩き方はぎこちなく、走ることはもちろん日常生活にも困難をきたしてしまいました。point 433 | 1

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7. ホブルスカート


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ホブルスカートは、アメリカで1908~1914年の短期間だけ流行していた一見窮屈そうな裾のスカートのことをさします。あまりに窮屈なため、着用すると歩幅が狭くなり、とても歩きづらくなります。そのためスピードリミット・スカート(速度制限スカート)とも呼ばれていた。普通に歩くとスカートが破れてしまうことがあるため、組ひもで出来た足かせをはめて、足の動きを制限するようにしていた人もいたほどです。

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8. ラードでカツラをスタイリング


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1700年代後半にヨーロッパでカツラが大流行していた時、牛脂やクマの脂をつけてカツラの髪の状態を調整していました。現在のワックスをさしますが、しかしカツラを洗うことはめったに無かったため、脂を好むシラミやノミがカツラにたかってしまいました。また夜になってカツラを外すと、ネズミが脂を食べに来ることがあったため、睡眠中に保管しておく専用ケージが開発されました。

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