突然ですが恋愛小説は好きですか?私は大嫌いでした。理由は恋愛小説価値がわからなかったのです。そんな私がある日手に取った1冊の本。その本のおかげで恋愛小説の在り方を理解して以来、好んで読んでいます。その中でもおすすめの本を紹介していきますね。
【涙腺崩壊】色褪せない恋愛小説の作品
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「ノルウェイの森」村上春樹が書いた恋愛小説です。普段は小説を読まない人たちもこぞって買い求め、爆発的なセールスを記録し、発表から現在で1000万部が発行されています。言葉ひとつひとつの意味や、登場人物たちが精神疾患を患っていたり、残された登場人物たちの生き様など、今見ても色褪せません。「大人の素敵な恋愛小説」大人になり損ねてしまった大人たちの恋物語。若い男女が多い恋愛小説ですが、この小説の登場人物たちは40代を超えています。人生の折り返し地点での恋愛は、一周回って子供のようにも表現されます。その無邪気な描写に心を打たれます。これまで多くの経験を積んだ者同士の恋愛というのは、ここまで美しいものなのかと考えさせられてしまいますね。
映画化ともなったおすすめの恋愛小説
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「君の名は。」ご存知「君の名は。」ストーリーは多くの方が知っているだろうで割合します。
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「秒速5センチメートル」前半部分の甘酸っぱくも微笑ましい小学生の頃の恋愛、少年少女が大人になっていき変わっていく心境の変化、子供から大人になってまでの恋愛の考え方。この作品ほどリアリティがある恋愛小説はないでしょう。映画ではこの甘酸っぱさが全面に押し出されており、最後の最後では涙を流した人も多いでしょう。
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「君の膵臓を食べたい」タイトルだけ聞くとホラー小説かと思われるようなタイトルですが、タイトルの意味は物語の後半になってわかるようになります。主人公が偶然拾った1冊の文庫本。その文庫本はヒロインの日記帳で、そこには膵臓の病気により余命が1年しかないと書かれています。ヒロインの「死ぬ前にやりたいこと」に付き合っていき、そのうちにお互いの心と心が通じ合い、欠けている部分を補っていきます。残された時間が刻々と迫っているからこそ、生きる大切さを感じ取れる作品です。2018年にはアニメ化も決定しています。
特殊な恋愛を感じるおすすめ恋愛小説
普通の王道恋愛小説は飽きた。と感じている人にオススメするのは、特殊な恋愛が生まれる恋愛小説です。
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「傷つき傷つけられながらも、愛することをやめられない全ての人々に」:インパクトのあるタイトルではありますが、タイトルにすべてが集約されています。登場人物のヒロインである女性はアルコール中毒で精神病。そしてヒロインの旦那である男性はなんと同性愛者で恋人(男)がすでにいる状態で、お見合いによって結婚。普通に考えてここから先、恋愛に発展していくというのは考えつかないような構成で物語が進んでいくのですが、お互いがいっぱいいっぱいで壊れそうになりながらも、支え合い愛の形はいびつであろうともしっかりと恋愛小説になっています。
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2.「生きてるだけで、愛。」:作者は本谷有希子。こちらもタイトル通りの話しとなっています。なりゆきで同棲するようになった男女2人。女性の方は昔から躁鬱病で、何事もうまくいかない自分を常に憎み悩んでいる。自立しようと努力しながら何度も壁にぶち当たり、それをフォローしていく恋人。わたし達が知らないだけで、こういう恋愛をしている恋人たちはいるんだな。と感じる恋愛小説です。
まとめ
おすすめできる恋愛小説を紹介しました。ここにあげた恋愛小説はスラスラと読み進めることもでき、必ずあなたになにかの力を与えてくれるでしょう。時間がある時にでも一度ご覧になられてください。