生理痛
多くの女性が生理痛に悩まされていると思います。
毎月のようにやってくる生理と、それにともなう痛みや体の不調はツラいですよね。
薬を毎回飲むわけにもいかず、ただただ我慢しているだけの人もいるのでは?
そこで今回は生理痛を緩和することができる、ツボやストレッチなどをご紹介します。
生理痛の症状
主な生理痛の症状は次の通りです。
下腹部の痛み
腰痛
お腹の張り
吐き気
頭痛
倦怠感
食欲不振(もしくは暴飲暴食)
イライラ
下痢
憂鬱
などがあります。
症状や症状の度合いも人によって異なります。
腹痛が酷い人もいれば、イライラがあまりない人もいるのです。
生理痛の原因
主な生理痛の原因は次の通りです。
子宮の出口が狭い
ADVERTISEMENT 生理中に分泌されるホルモン(プロスタグランジン)
冷え性や悪い姿勢などで血行が悪くなっている
ストレス
生理痛に対する恐怖感
子宮や卵巣の病気
生理痛の緩和方法
1.体を暖める
冷え性の女性は生理痛が酷い傾向にあります。
血行が悪いと痛みを感じやすくなるのです。
つまり、体を暖めることで生理痛を緩和することができます。
服装に気をつけたり、部屋の温度に気を使うこともできるでしょう。
また体の内側から暖めるために食事にも気をつけることができます。
2.ツボ
生理痛を緩和できるツボは、たくさんあります。
お腹のツボ
「気海(きかい)」おへそから指2本分下の位置
「関元(かんげん)」おへそから指4本分下の位置
「中極(ちゅうきょく)」おへそから指5本分下の位置
「帰来(きらい)」中極から左右に指3本分離れた位置
手のツボ
「合谷(ごうこく)」親指と人指し指の間のくぼみ
足のツボ
「血海(けっかい)」ひざの皿の内側部分上より指2本半上の位置
「足三里(あしさんり)」すねの骨の外側
「三陰交(さんいんこう)」足の内くるぶしの高い部分から指4本分上の位置
「照海(しょうかい)」内くるぶしの真下のくぼみ
3.ストレッチ
ストレッチで血行を良くする方法もあります。
骨盤ストレッチ
1.両足を肩幅と同じほど広げてまっすぐ立ち、両手を腰に当てます。
2.足や上半身を動かさないように注意しながら、腰で円を描くようにゆっくり回します。
3.それを左右それぞれ20回ずつ行います。
寝たままストレッチ
1.仰向けになり、リラックスします。
2.手足をぐぐっと伸ばして、背伸びのポーズをしましょう。この時、お腹や背中の筋肉を少し緊張させるくらい伸びをします。
3.力を抜いてリラックスします。
4.生活習慣の改善
自律神経が乱れると、生理痛が起こりやすいと言われています。
自律神経を整えることができれば生理痛を緩和させることができます。
でも規則正しい生活を送るのは意外と難しいものです。
早く寝て早く起きようと思っていても、早く眠ることができず、結局、早起きもできないという悪循環が起こります。
早く寝ようと思うとそれがストレスになってしまい、余計に眠れなくなります。
寝たい時間になったら電気を暗くしたり、寝る前にはスマホを見ないなど、少しずつ習慣化しましょう。
眠りやすくする環境作りからはじめていくようにしてみましょう。
5.生理痛の記録
生理や生理痛に対する恐怖心がある人もいるでしょう。
毎月襲ってくる生理にストレスを感じるものです。
そうすると生理痛がよりひどくなってしまうのです。
生理や生理痛を記録することで、生理に対する心構えができます。
いつから生理が始まったのか?何日目にどんな症状があったのか?
などを記録することで、自分自身の生理と上手く向き合うことができます。
6.鎮痛剤
症状が酷くて我慢できない時や、今すぐに痛みを抑えたいという時には、鎮痛剤に頼りましょう。
飲み過ぎは良くありませんが、いざという時には、役に立ちます。
7.漢方
生理痛に効くといわれる漢方は次の通りです。
・万能漢方の当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
・下腹部の鈍痛に効果を発揮しやすい桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
・便秘体質の改善効果でも有名な桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
・イライラに効きやすい加味逍遙散(かみしょうようさん)
・冷え症状を緩和する温経湯(うんけいとう)
8.ピル
避妊以外にも生理痛の緩和にピルが使えます。
子宮内膜が薄くなり経血の量が減るので、生理痛が緩和されるのです。
9.原疾患の治療
生理痛の原因が、子宮の病気であることもあります。
特に子宮内膜症が生理痛がひどくなると言われています。
病気が気になる場合は、病院で診断を受けてください。
生理痛まとめ
生理痛はほとんどの女性が経験します。
そして生理の時は痛みやだるさで、ツライものです。
毎月のように薬に頼っている人もいるかもしれませんが、薬の飲み過ぎは良くありません。
しかし、薬以外にも生理痛を和らげる方法はあるのです。
自分に合った方法で生理痛を緩和させ、生理と上手く付き合っていきましょう。