フジテレビを代表するバラエティー番組だった笑っていいともが終了してから、早いものでもう何年も経っています。笑っていいとものように長い間続いている長寿番組が終わってしまうと、別にそれまで熱心に番組を観ていたというわけでなくても、何となく寂しいなって気持ちになってしまうと言う人は大勢いるでしょう。
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そんな笑っていいともの最終回スペシャルが、本放送の終わった後のゴールデンタイムで放送された時には、歴代の出演者たちが大勢集まって、出演者たちだけではなく多くの視聴者がその別れを惜しみながら、大盛り上がりのフィナーレを迎えました。
どうして終了してしまったのか?
ここで持ち上がってくるのが、そもそもどうしてそこまで多くの人に愛されていた番組が終了してしまったのか、という疑問です。
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その理由としてまず最初に考えられるのが、視聴率が全盛期と比べて大幅に落ちていたことです。長い間お昼の王者のような存在だった笑っていいともですが、いつの間にか飽きを感じてしまう人が多くなってきて、裏番組を見るようになってしまったという人がけっこういるみたいなんですよ。いつも負けていたと言うわけじゃないんですけど、あれほど強かった笑っていいともが裏番組に負けることも珍しくなくなるということは、放送していたフジテレビにとっては大問題だったんでしょうね。
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次に考えられるのが、出演者のギャラが高くなりすぎて、全体的に低視聴率になってスポンサー料も減っていたいたフジテレビにとっては、それが大きな負担になっていたという理由です。MCのタモリさんはもちろん、出演者には他の番組ならMC級のタレントが何人もいましたから、その人たちに支払う金額当然安くはないでしょうし、出演し始めた当時は若手でギャラの安かった人たちが、その後人気が上がってギャラもアップすることになったということもあったんでしょう。
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最後に考えられるのが、タモリさん自身が終了を望んだという理由です。笑っていいとものスタッフが昔とは変わり、彼らとタモリさんが上手くいっていないといううわさが流れたことがありましたし、タモリさんの奥さんの健康状態が思わしくないので、奥さんのためにも自由な時間を増やしたくなったんだという説もあります。
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そんな笑っていいともの後に始まった番組が、視聴率的にも、また番組の評判的にもそれほど成功しているとは言えないので、こんなことなら笑っていいともを終わらせなくても良かったのに、と言う声を聞くことは珍しくないんですけど、そういった事情が複雑に絡んでいたんだとしたら、終わってしまったのも仕方がなかったと言えるのかも知れませんね。