23日から始まり、連日世間を賑わせている東京五輪。目玉競技のひとつに、今大会から正式種目に加わったスケートボードがあります。
ところが日本ではあまり理解が広まっているとは言えないようです。一体なぜでしょうか?
スポーツ紙記者は、
「スケボーのコースは街中の手すりや階段を模した『ストリート』と、くぼ地状の『パーク』の2種類。ストリートは自由演技の『ラン』2回と一発技の『ベストトリック』を5回行い、点数が高い4回の合計点を競います。5人の審査員がトリックと呼ばれる技の難易度や完成度、スピード、高さなどを総合的に判断して得点を出すので、フィギュアスケートのように審査員の主観も入ってきますね」と競技について説明します。
問題は、この「ストリート」と呼ばれるコースでの競技。
なぜならこのコースはその名の通り街並みに見立てたコースをスケボーで滑走するため、その光景から〝迷惑行為〟を連想する国民も多いようなんです。
「ストリート」はただの“迷惑行為”?
実際、ネット上では、
「階段の手すりを滑るのに迷惑行為感があるのは自分だけ?」
「子どもがマネしないかな…」
「これって世界中のあらゆるところで忌み嫌われている「街角迷惑行為」だよな? それに専用競技場を作ってオリンピック競技に? 解せぬ」
「あんな公園みたいなステージでやるから 公園の階段や手すりを用いて迷惑野郎軍団が量産されるんじゃん」
「よくわからん競技やけどこれで街中でスケボーする奴増えない事を祈る 」
など、否定的な声を多く目にすることができます。今回の大会から初導入の競技ということもあってか、まだまだ世間の理解が広まっているとは言えないようです。
オリンピックでやっているスケボーは競技なので何も問題ありませんが、それに影響された人間が公道でスケボーを行うようになってしまったら大問題でしょう。