「SNS上で事前に“ネタバレ”してしまうなどのトラブルもあったなか、一切情報が漏れなかったのが、ピクトグラムの演出でした。限られたスタッフのみで行う小規模なスタイルだからでしょう」(スポーツ紙記者)
多様性を意識したという 今回の五輪開会式。ピクトグラムの演出は、3人のパントマイムアーティストが、体を使って全競技のピクトグラムを表現するというもの。
「地味なのに、なぜか開会式の中でいちばん印象的だった」などと、高評価だという意見も多く、このパフォーマンスを再現した動画をインターネット上にアップする人が 続出するなど、話題を呼んだようでした。
その 一方で、まったく別の視点からこのピクトグラム演出に興奮していた人たちが… 山口百恵さんのファンだという。
「びっくりしましたよ!だって開会式のずっと前に、百恵さんはあの作品を制作していたんですから。もしかしたら百恵さんは、ピクトグラムが大会で話題になることを“予知”していたのかな、なんて思ってしまいました」(百恵さんのファン)
今年4月1日~6月30日に 東京・大手町の読売新聞ビル内で行われたキルトの展示会に、その噂の作品はひっそりと出展されていたという。
「展示会は、五輪で来日する海外選手に贈る『おもてなしキルト』プロジェクトに応募された作品を飾ったもの。全国から寄せられた約1700点の中に『三浦百恵【キルト作家】』と作者名が表示された作品がありました。あまりにも普通に飾られていたので、百恵さんの作品だと気づかずに通り過ぎる人も多くいました」(キルト展を見学した人)
彼女のパッチワークの実力は、キルト愛好家の中でもよく知られているそうです。
「まだ2人の息子さんたちが小さい頃から、『家の中で楽しめる趣味を』とキルトを始めたそうです。一針一針縫い上げるキルトは、想像以上に時間と手間がかかる。裁縫が得意でも根気が続かなくてやめてしまう人も多いんです。でも、百恵さんは家事と育児の合間を縫って、すでに100点以上を制作。2019年には三浦百惠名義で『時間の花束』というキルト作品集も出版されています」(手芸雑誌ライター)
百恵さんにとって、五輪は特別なイベント⁉ 息子たちの部活動をモチーフにした作品…
今回の展示会は、五輪選手への「おもてなしキルト」とあって、会場には富士山や東京タワー、だるま、折り鶴、着物姿の舞妓など、“これぞ日本”という作品が 数多く並んでいた中で、異彩を放っていたのが、百恵さんの作品。
百恵さんが出品したのは、海外では「ウオーターポロ」と呼ばれる水球のピクトグラムをモチーフにした作品。鮮やかなブルー地をバックに白い布で生き生きと表現されているのは、人の頭部と、いままさにボールを投げようとする腕。その下にはクリーム色の糸で「WATER POLO」と刺繍が施されています。
「百恵さんにとって、五輪は特別なイベントなんです。前回の東京五輪のときは、彼女はまだ5才。女手一つで育ててくれた母の正子さんと一緒に、テレビで観戦した思い出があると懐かしそうに話していました」(百恵さんの知人)
10代の頃から芸能活動のため、日焼けをすることができなかった彼女は、「芸能界を引退したら、思い切りテニスを楽しみたい」というのが口癖だったとか…。ハワイへの新婚旅行では夫の三浦友和(69才)を相手に、連日テニスを満喫したというほど、実は 百恵さんはスポーツ好きだそう。2人の男の子に恵まれたことも、彼女のスポーツ好きに拍車をかけたようです。
「特に思い入れが深い競技は水球。というのも、長男の祐太朗さん(37才)と次男の貴大さん(35才)は、高校時代、ともに水球部に所属。祐太朗さんはキャプテンも務めていました。
水球は体力の消耗が激しいスポーツなので、百恵さんも、練習や試合のたびにスタミナがつくお弁当を作ってサポートしたそうです。今回のキルトは、息子さんたちが部活に熱中していた日々のことを懐かしく思い返しながら制作したのでしょう」(芸能関係者)
改めて作品を見てみると ほかの作品とはやや趣が異なることも、このエピソードを聞いて、家族思いの百恵さんらしく感じられます。
残念ながら日本の水球チームは男子、女子ともに4連敗で予選リーグ敗退という結果に…。しかし、百恵さんが 息子たちの奮闘する姿を思い出しながら、一針一針思いを込めて縫い上げたキルトは まさに 金メダル級ではないでしょうか…。
随分前の作品でオリンピックに合わせて出品⁉ 百恵さんは本当に手芸がお好きで技術も抜群…
今回のこの報道にも多くのコメントがよせられているようですが…
《息子さんの一人が水球をやっていた記念のキルト。随分前の作品でオリンピックに合わせて出品されたものとお聞きしています。百恵さんの偉い所はコンスタントに制作し続けること。本当にキルトがお好きなんですね 》
《芸能界では圧倒的なスターだが、キルト界ではキャシー中島という怪物カリスマパッチワーカーに及ばない。芸能人としては二束三文のキャシーの前では三浦さんも背筋が伸びる思い 》
《このピクトグラムのデザインって開会式で初披露した訳じゃなく、ずーっと前からあるものだから、予知してた訳じゃないだろ。開会式で初披露したのはピクトグラムのデザインをパフォーマンスとして表現しただけだよ》
《20才前後で引退し、本人は何の芸能活動もしていないのに、その後 40年間もずっと追われるづけるなんて可哀想過ぎます(逆の意味ではそれだけすごい人とも言えますが)》
《百恵さんは本当にキルトを含めて、手芸がお好きで技術も抜群です。マイナーな作品展にも気取らず、飾らずいらしゃいますよ。気さくにどなたとでもお話されて、質問したりしています。本当に趣味として楽しんで居ることが良くわかります。二人の娘をなり振り構わず売り込んでる、ヘソも口も曲がったオバさんとは全く違います!!》
《普通は何だかんだで芸能界戻って来るからな。ここまで一般人化できたのは百恵さんだけ。これは凄い事だと思う。当時はもっと美人やもっと歌上手い人も居たけど、山口百恵は独特のオーラがあってやっぱり抜群だったよな…》