かなり立てるような歌声と自由奔放でユニーク、そして独特のステージパフォーマンスと言えば甲本ヒロトをおいて他には無いでしょう。
甲本ヒロトについて
ロック系ボーカリストでありシンガーソングライターでもある彼が、人生で最初に音楽活動に参加したのは中学生時代です。
彼は日本風ウィーン少年合唱団とも言える、桃太郎少年合唱団に参加して賛美歌を歌っていました。
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しかしその反動なのか、彼のロック魂に火を付けたのがパンクロックのパイオニア的存在のセックス・ピストルズです。
パンクロックと言えば奇抜なファッション・モヒカンヘッドなど、既存の概念を覆すイメージがありますが、それは甲本ヒロトの書く歌詞にも影響している模様です。
わかりやすい言葉を使いながら歌う、直球ど真ん中とも言える魅力は多くのファンに指示されています。
ですから中学卒業後には高校へ進学せずに、生まれた岡山を離れ上京をしたい旨を両親に話すもその願いは叶えられませんでした。
彼は岡山県立岡山操山高等学校に進学し、高校生活最後の夏休みに、アマチュアとは言え偶然にもロックバンドのボーカルを体験する事になります。
友人がやっているロックバンドのボーカルが、たまたま脱退した事から彼に声が掛かった模様です。point 397 | 1
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法政大学経済学部経済学科に進学が決まり上京すると、彼はザ・コーツというバンドを結成します。
このバンドで彼はボーカルを努めておりロマンチック・キスしてほしい、少年の詩などは後に、名曲・ヒット曲として大勢のファンから評価されることになります。
当時彼が参加するザ・コーツと真島昌利のいるザ・ブレイカーズは、有名なバンドとして知られた存在でした。
そして、二人が参加するTHEBLUEHEARTSが発起する事になります。point 255 | 1
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では、彼の特徴を読み解いて行くことにしましょう。
一般的に将来に向けてパイロットになりたい・医者になりたいなどの夢を持ち、希望を叶えて幸せになるという考えを持つのは珍しい事ではありません。
しかしながら彼は自分で働かずに両親に頼り生きようという、なんともモラトリアムな考えを持つ事を公言していました。
しかし真島昌利は甲本ヒロトにとって、上京後に友人がなかなかできず悩ましい日々が続いたある時に声を掛けてくれた大切な友人です。
その上まるで母親が自分の息子に語りかけるように、お前はやればできる子なのだからと励ましの言葉を掛けてくれる存在でもあります。
それを裏付けるこんなエピソードがあります。point 343 | 1
裏付けるエピソードとは?
THEBLUEHEARTSを結成し甲本ヒロトはバンド活動をどの様に進めていくかなどの、バンドマンとしては極めて重要な話しを真島昌利と進めていました。
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ところが彼は何を思ったのか、突然子供向けの特撮番組の再放送を見たいと言う理由で自分の部屋に戻ってしまいます。
普段は無口で温厚な真島昌利は激昂し、彼を追いかけ部屋に押しかけ、TVを取り上げてしまう一幕がありました。
普段見せない真島昌利の真摯な態度に反省し、真島昌利との信頼を取り戻すために曲を作りました。
その一つが、THEBLUEHEARTSの看板的な曲名とも言えるリンダリンダです。
さて彼のステージパフォーマンスで、ぴょんぴょんと飛び跳ねるその姿は、前述したセックス・ピストルズのボーカリストが行っているパフォーマンスと影響が垣間見えます。
しかし彼は意図してあの様な動きをしているのでは無く、バンドの演奏・オーディエンスの盛り上がりなどで、気分が高揚すると自然に出てくると当人は語っています。
さて彼の趣味は何かと言えば、彼が子供の頃に熱心に見ていた物が中心となっているのか、アニメや特撮ヒーロ物や格闘技系の番組のファンでもあります。point 558 | 1
また、ハーレーダビッドソンなどの著名なオートバイをカスタマイズして乗るなどの拘りは、作詞・作曲、ステージ作りなどにも好影響しているのかも知れません。
今後の活躍が楽しみです