北京五輪のスキージャンプ混合団体で日本の高梨沙羅がスーツ規定違反で失格になった問題で、〝黒幕説〟が浮上している渦中のフィンランド人審判ミカ・ユッカラ氏が「私は関係ない。全部(女性審判の)ボンチフスカがやった」と無関係だと主張しました。
大騒動になっている高梨ら女性選手5人の失格問題を巡っては、マテリアルコントロール(道具チェック)を担当する責任者でポーランド人女性のアガ・ボンチフスカ氏が検査を実施したが、その後に本来はいるはずのない男性担当のユッカラ氏が検査に〝介入〟していたことが現地で指摘されていました。
混乱が増す中、ついに渦中のユッカラ氏が沈黙を破りました 。ドイツの放送局「n―tv」は「フィンランド人のマテリアルコントローラーであるミカ・ユッカラがオリンピックの混合団体でのスキージャンプの〝茶番劇〟の後に口を開き、いかなる批判も否定した」と報道しました。
そしてユッカラ氏は「失格はすべてアガ・ボンチフスカによって明らかにされたことだ。私はそのこととはまったく何の関係もない」と完全否定し、なお女性担当で実際に検査に携わったボンチフスカ氏にすべての責任があり、今回の問題に自身は一切関与していないと主張しました。これにネットでは「どっちかが嘘をついているでしょ」「選手の証言をもっと優先して」「関係ないは無責任すぎる」などといった声が見受けられました。
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