「無事に到着できますように」
飛行機離陸の直前に祈り続けた男性の願いは残念ながら叶えませんでした。
19日(現地時間)、イギリス日刊メトロはイランで墜落した旅客機に搭乗していた男性が離陸直前に最終に彼女に送ったメールを公開しました。
[rsnippet id=”4″ name=”DFP/34009881/Article_1″]
18日にイランの首都テヘランを離陸して南西部のヤースージュに向かっていたイランアーセマーン航空の旅客機が山に衝突して墜落する事故が発生しました。
この事故で乗客59人をはじめとする搭乗者65人全員が死亡しました。
事故が起きた当日、イランの男性サルマン・アザリ(Salman Azari)は飛行機に搭乗しました。
飛行機が離陸した時にサルマンは大好きな彼女に最後にメールを残しました。
飛行機をカメラに収めた彼は写真と一緒にこのメッセージを送りました。 「神様お願いします。私たちが安全に到着できますように」という内容でした。
[rsnippet id=”5″ name=”DFP/34009881/Article_2″]
無事に到着してほしいという小さな願望が込められたメールを送信した後に飛行機は徐々に動き出しました。
しかし、男性の願いは水の泡になり、彼女に送信したメールは世の中に残した最後の言葉になってしまいました。
離陸して50分ほど経過した後、サルマンが搭乗した旅客機はレーダーから消え、目的地であったヤースージュの近くにあった山に衝突しました。
[rsnippet id=”6″ name=”DFP/34009881/Article_3″]
飛行機の事故のニュースを聞いた彼女は彼氏が最後に残したメールと写真を見て涙を流しました。
突然の悲劇に悲しむ市民は事故の犠牲者の最後のメッセージを見てさらに悲しみに陥ったのです。
一方、墜落事故が起きたアーセマーン航空は23台の旅客機を運航する小型の航空会社で、保有旅客機の平均年数が24年ほどの深刻な問題があったことが分かりました。
2016年12月、欧州連合(EU)は、安全上の理由アーセマーン航空の欧州路線就航を禁止しているそうです。
地元メディアは旅客機が過去4年間で4回の機体欠陥を引き起こし、今回の墜落事故は「予防できた事故」だと批判しています。