富田林署から逃走した樋田淳也容疑者。その知人宛てのメモが発見たことが分かりました。
毎日新聞や各メディアがこ下のようなニュースを報道しています。
大阪府警富田林署から樋田(ひだ)淳也容疑者(30)が逃走した事件で、樋田容疑者が逃走後に知人宛てに書いたとみられるメモが兵庫県尼崎市内に置かれた知人の自転車に残されていたことが捜査関係者への取材で分かった。発見されたのは逃走2日後の8月14日。府警は、樋田容疑者が知人に逃走を助けるよう依頼する意図があったとみて調べている。
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樋田容疑者は8月12日夜、署で弁護士と接見後、面会室のアクリル板を壊して逃げた加重逃走の疑いで指名手配されている。
捜査関係者によると、樋田容疑者の知人男性が14日夜、自分の自転車に乗ろうとした際、ハンドル付近にメモ用紙が挟まれているのに気付き、8月下旬に府警に伝えた。「敵には絶対に見せないで」「逃げ続けるか捕まるか迷っています」などと書かれていたという。
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尼崎市のJR立花駅では14日未明、樋田容疑者とみられる男が原付きバイクに乗っている姿が付近の防犯カメラに映っており、府警が足取りを追っていた。
樋田淳也容疑者のプロフィール
出典:大阪府警
名前:樋田淳也(ひだ じゅんや)
年齢:30歳
職業:無職
在住:大阪府警富田林署
身長:163cm
体型:中肉中背
服装:黒の長袖ジャージ 灰色のスエットズボン
特徴:左ふくらはぎに動物の刺青、黒い長髪、左腕に手術痕
樋田容疑者は6月にマンションで20代女性に乱暴したなどで、強制性交や窃盗の疑いで逮捕されました。7月に起訴されて勾留中だったそうだが、弁護士との接見の間に逃げ出し、現在の状況はまだ不明です。
同級生の話によれば、「お調子者でひょうきんだった。弱い者には強く出るが、リーダー格には弱かった」という印象だったそうです。また、近隣住民の話によると、「笑顔がかわいい子だった」ということが分かりました。
小学校低学年の時、兄と一緒にボーイスカウトなどをしており、10年前に父親が亡くなった時には実家近くの祖父母の畑で農業を手伝う姿も見られたそうです。
樋田容疑者が残したメモの内容は、「敵には絶対に見せないで」、「逃げ続けるか捕まるか迷っています」などが書かれていたそうです。このメモは2018年8月14日の夜に兵庫県尼崎市内、知人の自転車に挟まれていたそうです。
よって、少なくとも2018年8月14日の夜には尼崎にいたことが分かります。
今までの時系列を見てみましょう
・2018年8月12日頃:大阪府松原市で黒いミニバイクが盗難に逢う
・2018年8月13日午後9時頃:大阪府羽曳野市でひったくり事件発生
・2018年8月13日午後10時頃:大阪市平野区でひったくり事件発生
・2018年8月14日深夜:大阪市生野区でひったくり事件発生
・2018年8月15日夜:大阪市東住吉区でひったくり事件発生
・2018年8月15日:大阪府羽曳野市で盗まれたバッグが、大阪市西淀川区で現金が抜き取られた状態で発見
各地を転々とし、このメモを残した後も即刻逃げ回っていたということになるのでしょう。
写真:NNN
そんな樋田容疑者、日テレニュースによると、付近の小学校からも不安の声が上がっています。
大阪の富田林警察署から容疑者が逃走して、3週間がたった。周辺の小学校では住民や保護者らの不安が募る中、3日から新学期が始まった。
樋田淳也容疑者は、先月12日夜、富田林警察署から逃走し、直後には、近隣の松原市や羽曳野市で、窃盗やひったくりなど、樋田容疑者によるとみられる事件が相次いだ。
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逃走から3週間、周辺の小学校では、3日から新学期が始まり、警察などによる見守り活動が行われたが、保護者らは一様に不安を募らせている。
警察は、樋田容疑者が大阪府内に潜伏しているものとみて、引き続き3000人の捜査員を投入して、行方を追っている。
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未だに容疑者を逮捕できず、容疑者がどのように過ごしているかも分かりません。
容疑者が残したメモによれば、敵、すなわち警察には絶対に見つかってはならないし、捕まろうか逃げようか迷っているということも非常に単純に考えていることが分かります。
しかし、3週間以上も逃げ続けているのならば、逃げるという選択をしたのではないでしょうか。
写真:blog.goo.ne.jp
そこで、毎日新聞によると、逃走した富田林署の留置所から樋田容疑者のメモが発見されたという、新たな事実が発見されました。
メモには留置場を担当する署員の勤務シフトが記され、府警は樋田容疑者が監視の緩い署員を狙って逃走を計画していた疑いがあるとみて調べている。
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メモは樋田容疑者がいた居室の隙間(すきま)に折りたたまれた状態で見つかった。
留置場では3交代制で署員2人が看守を務め、メモにはカレンダー形式で勤務する署員の名前などが書かれていたという。
ADVERTISEMENT 一部の署員の名前や日付には印が付けられていたといい、府警は樋田容疑者が事前に勤務態勢を調べ、逃走を計画していたとみている。
逃走するにおいて、一番やりやすい日を計算していたのでしょう。協力者や逃走経路、必要な物などを事前に計画していたのでしょう。いずれにせよ、罪を重ねている樋田容疑者は2週間以上も逃走し続けている状況です。