酒鬼薔薇聖斗こと元少年Aが、1997年に起こした「神戸連続児童殺傷事件」。
小学生時代にはカエルや猫を解剖していたといわれる少年Aの知られざる幼少期とは。事件の前からその予兆があったのでは…。
現在は何をしているのかなど、検証していきます。
日本中に衝撃を与えた少年犯罪の犯人、少年A
本名:東 真一郎
生年月日:1983年
出身地:不明
血液型:不明
「神戸連続児童殺傷事件」別名”酒鬼薔薇事件”とは?
1997年神戸市須磨区で発生した、当時14歳の男子中学生・少年Aによる連続殺傷事件は、日本中に衝撃を与えた事件として、記憶に残っているという人も多いと思います。この時に事件を起こした少年が名乗っていた名前というのが『酒鬼薔薇聖斗』です。
当時の報道によると、1997年5月27日の早朝に須磨区内の中学校正門に同月24日から行方不明となっていた近隣に住む11歳の男児の切断された頭部が放置されているのを通行人が発見し、通報。
耳まで引き裂かれていたという男児の口には犯行声明文も挟まれていたとのこと。
その残虐さと特異さから、たちまち全国に知れ渡る残虐な事件となりました。
この事件の翌月6月4日には第2の犯行声明文が神戸新聞社に届き、マスコミによる報道はさらに過熱します。
一部報道では、犯人はがっちり体型の30〜40代の男とされていたようですが、6月28日に逮捕された犯人は当時14歳の中学生による犯行であったことが判明し、世間を大きく震撼させた事件として注目を集めました。
しかし、少年Aが起こした事件はこれだけではなく、同年2月には小学生の女児2人をハンマーで殴り、1人に重傷を負わせたほか、3月には当時小学4年生だった女児を金槌で殴り逃走。女児はその後脳挫傷により死亡したとのことです。
また、同日には別の小学生女児の腹部を刺し重傷を負わせていたことも判明しました。
少年Aの知られざる幼少期とは?
1983年に中流家庭の長男として生まれた彼は、母親から他の兄弟よりも厳しく育てられてきたそうで、母親の愛情を十分に受けているとは感じられなかったそうです。そうして彼は、母親に対する憎悪を増していったようです。
また、大のおばあちゃん子だったといわれていますが、祖母は彼が小学5年生の時に他界してしまいます。
少年Aの母親も、祖母の死が重要な出来事であったと事件後語っていたようで、彼にとって祖母の存在というのはとても大きなものであったようです。
小学生時代にはカエルや猫を解剖していたといわれる
残虐な事件で瞬く間に世間にその名を轟かせた少年Aですが、犯罪の原型となる行動は小学生の頃から芽生えていたようで、小学5年生頃からカエルや猫などの小動物を解剖していたともいわれています。
2015年には手記「絶歌」を出版。元少年Aはいまどこで、何をしているのか
1997年に少年Aが起こした凶悪な事件『酒鬼薔薇事件』から18年後の2015年。
32歳となった彼は、殺害した児童の遺族への謝罪や出版許可もないまま手記「絶歌」を出版し、再び世間に衝撃を与えました。
また、週刊誌の一部によると現在結婚し、子どももいるとの情報もあるようです。
まとめ
2017年3月であの『酒鬼薔薇聖斗事件』から20年。遺族に謝罪もないまま、2015年には手記「絶歌」を出版し、再び世間に衝撃を与えたのは記憶に新しいですが、出所後も反省した様子もなく、今もなお遺族を苦しめ続けています。
母親の愛情が感じられなかったことがきっかけとなって、この残虐で凶悪な事件を起こしたとされていますが、どんな要因があったにせよ彼が起こした事件は決して一生許されるものではありません。