見ているだけでも恐ろしい形状の雲を目撃した時、「空が怒っているのだろうか」と思うことはありませんか?
最近、画像共有サイトに見るだけでも鳥肌が立つといわれる通称『悪魔雲』の写真が多く掲載されています。
公開された写真の中の空には、隙間が見当たらないほど巨大な黒雲が覆っています。
まるで雨が降る直前かのように空を覆った黒雲は、恐ろしい雰囲気を醸し出しています。
今すぐにでも地まで降りてきそうな恐ろしい雲は波打つように動き、さらに恐怖心を煽ります。
説明によると、これらの雲は「アスペラトゥス波状雲」と呼ばれる珍しい現象の雲で、『悪魔雲』と呼ばれています。
#1.アスペラトゥス波状雲
このアスペラトゥス波状雲はアメリカで最初に観測され、以降、ノルウェー、イギリス、ニュージーランドなど世界各地で断続的に発見されています。
過去に世界気象機関(WMO)は、アスペラトゥス波状雲を気象現象の一種として認定、新種の雲として公式登録しています。
これらのアスペラトゥス波状雲が発生する理由は明らかになっていませんが、大気中の冷たい空気と暖かい空気が波のような層を作り、それらがぶつかるときに波打った雲が生じているのではないかと推測されています。
一部の専門家は、「地球温暖化による異常気象の原因を明らかにする手がかりになるかもしれない」と主張しているそう。
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