人間にもペットロスがあるように、それはペットの立場からしても同じでしょう。とある日、6年前に亡くなった飼い主の服を偶然見つけた犬のエピソードが話題になっていますので、紹介していきます。
亡くなった飼い主の服を見つけた犬が話題に
10月24日、アメリカのメディアは、メキシコで暮らす1匹の犬のエピソードを紹介しました。この犬は現在は別の飼い主の元で暮らしていますが、元々はこの飼い主の叔父に育てられていました。飼い主であった叔父と犬は大変仲が良く、どこに行くにも一緒だったといいます。しかし、6年前突如別れが訪れます。叔父は持病により倒れ、この世を去ってしまいました。point 245 | 1
自身にとって父親と変わりなかった犬は、叔父の死を受け入れられず悲しんだといいます。しかし最近になり、現在の飼い主が驚きの光景を目撃することになります。豪雨により伯母の元を訪ねた飼い主が目撃したのは、水にぬれてしまった荷物の中から、亡き叔父の服を取り出していた際、犬がその服に気づき、その場を離れなかったのです。犬は亡き叔父の匂いを覚えていたのでしょう。叔父の服を見つけると、犬は即座に飛びつき、くんくんしている様子。そして叔父の服の上で横たわりはじめました。これを見た飼い主は涙したといいます。point 303 | 1
ペットロス症候群の克服法
このように、犬も飼い主が亡くなった後も忘れることができない、ということが分かりましたが、では人間がペットを失ってしまった後に生じるペットロスにはどのような症状なのでしょうか?
ペットロス症候群の症状
ペットロス症候群は愛するペットが死別したり行方不明になったりと、飼い主の側からいなくなった時に飼い主に起こる様々な疾患や心身の症状のことをいいます。家族のように生活し癒されてきたペットを失ったときのショックは大きく、主に心に症状があらわれやすいといわれています。そんなペットロス症候群の症状として、深く落ち込む、自分や獣医を責める、喪失感や罪悪感、やる気がでない、疲労感、不眠、食欲不振などの症状があらわれます。point 274 | 1
ペットロス症候群の克服法とは?
では、そんなペットロス症候群をどのように克服すればいいでしょうか?まず、ペットが亡くなってしまった事実をしっかりと受け止めることがもっとも大切です。これはかなり辛いことですが、お葬式をしてきちんとお別れを告げる、感情を抑えずに泣く、思い出の物を飾るなど、身近なことから行動に移していきましょう。point 218 | 1
そしてゆっくりと休むことも大切です。あまりの悲しさから、無理に他の物事に没頭してペットのことを忘れようとする方もいますが、なかなか難しいことでしょう。そんな時は、悲しい現実に目をそらさずに、悲しい時は悲しい分だけ思い切り悲しむことも大切です。また、一度経験した悲しみをまた味わいたくないと新しくペットを飼うことをためらう方もいますが、すぐに新しいペットを迎える飼い主も増えているそうです。無理に新しいペットを飼って、気持ちを紛らわせられない人ももちろんいますが、新しいペットを飼うことで愛情を注ぐことで克服できる人も多いようですよ。point 330 | 1