布袋寅泰は1981年に氷室京介らとボウイを結成しデビューを果たして日本のミュージックシーンを席巻し数々のフォロワーを生み出してきました。1987年に解散してからはソロに転身しますが、1988年に結成した吉川晃司とのユニット「COMPLEX」を経て、様々なアーティストとの親交を深めながら35年の長きにわたって、日本のミュージックシーンの最前線で活躍するアーティストです。
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布袋寅泰の凄さと言えばプロデュース力!
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布袋寅泰の凄さと言えば、そのプロデュース力にあると言えます。既にボウイ時代から、その能力はずば抜けており、サウンドコンセプトはもちろん、ビジュアル、ライブなども含めた「ボウイ」というバンド全体のトータルプロデュースを担っていたのが布袋寅泰です。その力は氷室京介、吉川晃司といった個性的過ぎるボーカリストも認めるところであり、彼らが布袋寅泰とステージに立つと、他のギタリストとは違った緊張感が生まれ、まさにボーカルVSギターといった図式が出来上がるのです。
布袋寅泰、海外進出へ
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ソロに転身してからの布袋寅泰は海外マーケットを常に意識した発言を行うようになります。というのも、ボウイ解散の原因のひとつに、布袋寅泰の海外進出の希望があり、実際にファーストアルバム「GUITARHYTHM」は全曲英詞で作られたデジタル・ビートを前面に押し出した作品であり、イギリスでシングルも発売されましたが、結果は惨憺たるものでした。
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失意のまま日本に帰国した布袋寅泰ですが、その後も海外進出への夢はあきらめず、様々な海外アーティストとの競演やクエンティン・タランティーノ監督の「キル・ビル」のテーマ曲に「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」が起用されるなど、海外へのアプローチは続けられ、2012年にはイギリスに移住することを決意し、2015年に現地の「スパインファーム・レコード」と契約し、同年10月にはアルバム「STRANGERS」をイギリス、欧州、日本にて同時リリースしました。
布袋寅泰の活躍
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そんな布袋寅泰が2016年にデビュー35周年を記念して「布袋寅泰 35th ANNIVERSARY 8BEATのシルエット 2016」と題したライブを約1年かけて開催しました。BEAT1からBEAT8までをライブハウスツアーや地元群馬でのフリーライブや夏フェスなど、テーマ別に開催されたものであり、BEAT7が全国ホールツアー、そしてBEAT8が2016年12月に日本武道館ほか2か所で開催されたファイナルパーティーでした。
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「35th ANNIVERSARY LIVE CLIMAX EMOTIONS LIVE AT BUDOKAN」と題されたライブでは、35周年にちなんで代表曲35曲を演奏するといったものですが、改めて布袋寅泰の音楽の素晴らしさ、ライブでの立ち振る舞いの格好良さが浮き彫りとなっており、この日の模様はライブアルバムとブルーレイで発表されています。2017年にはニューアルバム「PARADOX」も発表されることが決まっており、ますます、今後の活動に期待がかかります。