最近大手のコーヒーショップまでもが発売を始めたタピオカ。
今や若い世代に限らずお年寄りまでもテレビで見たタピオカに興味を持ちコーヒーショップを訪れています。
町を歩けばすぐに飲んでいる人を見つけることができるし、都内の駅周辺に行けば5、6店舗見つけることができます。
そんなタピオカブームが巻き起こっている現代日本
最近流行りだしたニューフェイスかと思いきや、実は日本に最初に輸入されたのは1980年代といいます。
更に言えば、タピオカ自体が生まれたのはなんと一万年も前のことです。
エルサルバドルでは、1400年前の遺跡「ホヤ・デ・セレン」でタピオカの原料であるキャッサバの栽培の跡が残っています。
それもそのはずアフリカや南米ではタピオカは主食として食べられてきていたのです。
南米の先住民は一日の食事をキャッサバだけで済まし、終日狩りに出かけることもあったくらいです。
そんな歴史のあるタピオカは1980年代に日本に輸入されました。
当時は茹でる時間が長いことからブームには至らず、取り扱っていたのはごく一部の中華料理屋でした。
第一次タピオカブームの到来?!
時代はバブル。1992年、敬遠されていたタピオカが注目され始めたのは、世の中に巻き起こったエスニックブームからでした。
特にタイ料理が人気だった当時、デザートとしてタピオカココナッツミルクが人気を博しました。
甘いココナッツミルクに現在のタピオカよりもはるかに小さくて白いタピオカパールというものを合わせたものでした。
台湾ブランドが上陸したことにより第二次ブームが巻き起こったのは2008年のことでした。
やっと世間から注目を浴びたタピオカ。しかし、すぐにその座を奪われてしまいます。
翌1993年には『ナタデココ』、94年には『パンナコッタ』、95年『カヌレ』と年々ブームが移り変わっていき、タピオカブームはすぐに消えてしまいました。
タピオカブームは景気の悪化と関係している?!
日本で起こった過去二回のタピオカブームでは不思議なことに、同時期に景気が後退していました。
第一次タピオカブーム 1992年→バブル崩壊
第二次タピオカブーム 2008年→リーマンショック
第三次タピオカブーム 現在
このことからネット上では、「タピオカブームの今、株価が暴落するかもしれない、、、。」「タピオカは黒い悪魔だ。」とまで言われています。