平成を代表するドラマ『古畑任三郎シリーズ』(フジテレビ系)などで、絶大な人気を誇った俳優の田村正和(75)。昨年2月に放送された『眠狂四郎 The Final』への出演を最後に表舞台からすっかり姿を消している間に、心臓の手術をしていたことが判明したと、週刊誌が報道しました。
「最近、田村さんが出演した過去作品の使用許可を取ろうと事務所に電話をかけたんです。ですが全く連絡がつかず、事務所は閉鎖状態。なんとかつかまえたマネージャーさんも、『私も田村さんとはしばらく話をしていない』と言っていました。お元気だといいのですが……」(芸能関係者)
2年前の取材では田村はかなり痩せて見えたため周囲からも心配されていました。俳優業について「もう十分やってきたから……」と“引退宣言”ともとれる発言をしていたことも明らかになっています。また、当時は「心臓の手術はしていない」と語っていましたが、約2年間姿を消している間に治療を済ませていたことも今回、明らかになりました。point 224 | 1
謎のベールに包まれた田村の“隠居生活”でしたが、6月中旬の午前10時過ぎ。麦わら帽子をかぶったしゃれた装いで、都内にある自宅から現れた田村に、記者は直撃取材を行いました。
記者の突然の問いかけにも、嫌な顔ひとつせず答える田村は、「毎日どのように過ごされているのか」の質問に対して、「のんびりしているよ(笑)。たまに天気の良い日は、気が向いたらこうやって歩いてみたりね」と答えます。
また近隣住民らの情報によると、田村の妻の姿を最近見かけなくなったことに周囲は不安視しているとのことで、そんな妻の和枝さんの近況について聞いてみると、微笑みを浮かべながら「カミさんは、俺より元気。心配ないよ(笑)。夕方になったらカミさんと2人で食事して、ニュース番組やテレビを見て、そして寝る。健康的な毎日ですよ」と語りました。
また、田村の体調についての質問に対しては「う~ん、それは普通かな。前に心臓を悪くして、手術もしたからね。だから無理はできないんです。生きるうえで、体はいくつになっても大切だからね」と語り、2年前は「心臓の手術はしていない」と語っていた田村ですが、姿を消している間に治療を済ませていたといいます。point 210 | 1
田村の知人の情報提供によると、田村は10年以上前から心臓の病気を抱えていたそうで、冠動脈性心疾患という心臓に血液を送る冠動脈が狭くなったり、ふさがってしまう病気にかかっていたそう。発病してからは、奥さんに心配をかけまいと大好きだったたばこもやめたといいます。田村は長年の間、心臓の病いと闘いながら俳優生活でしたが、かたくなに手術を拒んでいたそうで、完璧主義者で知られる田村は、「俳優をやっている間は体にメスを入れたくない!」とかねて考えていたんだとか。田村が手術を決意した陰には、俳優として“最後のプライド”が隠されていたんですね。point 331 | 1
また記者は、自身の老後について尋ねてみると、「僕はもう、やり切ったから『静かに死にたい』っていう感じかな」と、“田村流の死生観”を明かしたといいます。日本のドラマ界を支えてきた俳優、田村正和の姿はもう二度と見られないのでしょうか?俳優復活を願う記者の質問にたいしては、「あとは静かにフェードアウトするだけだね」と否定したそうです。point 224 | 1
表舞台から離れ、今は夫婦2人きりの穏やかな暮らしを楽しんでいる田村ですが、世間からは痩せ細った姿に心配の声と復活を願う声相次いでいます。
「田村正和さんには彼の美学と生き方がある。私生活を追いかけ回すのはやめてほしい。」
「もう俳優としての活躍を見られないと思うと寂しいです。健康に気をつけて長生きして頂きたいですね。」
「あの人はオーラがあるね。やっぱり芸能人というところのね。年を取っても顔立ちがいい。」