そもそも統合失調症ってどんな病気?
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統合失調症とは、脳を始めとする神経系の器官に生じる慢性の病気です。はっきりした原因はあきらかになっていませんが、ドーパミンやセロトニンという緊張とリラックスを司る神経系に何らかのトラブルが起こることが原因と考えられています。特殊な病気ではなく、世界人口の100人に1人がかかっている病気と言われています。心の病気というカテゴリに分けられますが、神経系の異常が原因の体調不良が起こることも多く、心と体の両方に症状が出る患者さんが多いです。特徴的な症状は、不眠や幻聴、妄想や幻覚です。
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これらの症状が「陽性症状」と呼ばれていて、反対の「陰性症状」には意欲の低下、起き上がれない、会話が苦手になるといったうつ症状に似た症状が出ることが知られています。幻覚を見て事件を起こす人がいるなど、世間のイメージはあまり良くない病気ですが、現在では治療に関する研究が進化し、薬物療法によって好ましく改善する患者さんが増えてきています。周囲のサポートは必須ですが、症状がゼロに近い「完治」の状態にまで回復する人も少なくありません。統合失調症と聞いて即座に危険と判断するのはやめて、実際に統合失調症の人がいたら治療を勧め、経過をゆっくりと見守ってあげることが大切です。
なぜ統合失調症といわれるようになったのか
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人気がありカリスマ性もある玉置浩二さんですが、なぜ「玉置浩二は統合失調症?」と言われるようになったのか、そのきっかけは2010年に福岡でのライブ中止事件です。福岡サンパレスで行われたこのライブでは、冒頭から玉置浩二さんの様子がおかしかったという証言があります。ファンのヤジに本気で反論したり、歌詞が出てこなくなったり、果てにはステージで転んでしまいしばらく起き上がれなかったりと観客をハラハラさせるような行動が続いたため、主催者側がステージ途中であるにもかかわらずライブの中止を決定しました。その後、自身の半生を記した著書で「統合失調症と診断されていた」とカミングアウトしました。過去にグループである安全地帯を度々活動休止にしたのも、玉置浩二さんの入院や通院治療が理由であったと書かれています。グループのメンバーは、玉置さんの病気を理解していたようで、メンバー全員で玉置さんと安全地帯を支えていったという過去があります。
元妻・薬師丸ひろ子との離婚原因
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玉置浩二さんと薬師丸ひろ子さんの離婚に関しては、離婚の事実そのものよりも「別れ方」に話題が集まりました。薬師丸ひろ子さんの34歳の誕生日パーティーで、突然、夫である玉置浩二さんが「今日で別れます」と宣言し、会場を騒然とさせたのです。その理由について、どちら側の口からもはっきりとしたことが語られませんでしたので、噂が独り歩きしましたが、「子どもがいなかったこと」や「薬師丸ひろ子さんのお母さんと玉置浩二さんの折り合いが悪かったこと」、「玉置浩二さんと前妻との関係」なのではないかという説が有力なようです。
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しかし、この離婚に関しては円満な離婚ではなく、「絶縁」に近い状態で別れた後も二人が連絡を取り合うようなことはなかったということです。薬師丸さんからすれば寝耳に水の話だったようで、センセーショナルな宣言はしばらくワイドショーの良いネタになりました。ただ、最近になって、薬師丸ひろ子さんのアルバム制作に関して、薬師丸さん側から玉置浩二さんに和解を申し入れたそうです。
玉置浩二さんはその後、女優の青田典子さんと再婚されています。病気の玉置浩二さんを献身的に支え続け、芸能活動を自粛している青田典子さん。今も二人で出かける姿が報道されるなど、中の良さは変わらず落ち着いた生活をされているようです。