テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー新春特大スペシャル」では1日、
日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)が、国籍のあるレバノンに無断出国したことを報じました。
日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告が、
保釈条件で海外渡航が禁じられていたのに国籍を持つレバノンに逃亡した問題で、
同番組のコメンテーターで同局の玉川徹氏は、
今後の影響についてゴーン氏が会見などで自らの主張を展開した時に、
「日本の内側からの法が守られなかったていう主張とどっちの方が外国の人に通るかっていう話になったときに、もしかするとゴーンさんの話に納得する外国人がいっぱいいるかもしれない」と指摘。
その上で「どこの部分に納得するかというと、せっかく外国人で日本に行って日本の企業を立て直そうと一生懸命やっていたら、挙げ句の果てに会社のなかの権力闘争に巻き込まれて、それで検察と一体となって、自分としてはまさか罪に問われるとは思ってないことで罪に貶められてしまう、そういう国である。ということになると外国人の優秀な経営者が日本に来るだろうか」とコメントしました。point 244 | 1
玉川氏はさらに、伊藤詩織さんの話を持ち上げ、
「これ実は伊藤詩織さんの話でもそういう風な話があって、日本って行くと例えば女性がなんかの形でレイプみたいな目にあったとしてもそれが有力な人につながっていると、ないことになってしまうんじゃないかと、そんな国では働けないっていう声が結構出てるらしいんですよ」と指摘。
すると、スタジオの女性コメンテーターが険しい表情で、
「それだったら無罪で主張して裁判できっちりやればいいんです」と反論することとなり、
山口真由弁護士もこれに続いて、
「伊藤詩織さんの話とわけて考えないといけないのはゴーンさんでいえば日産のお金を相当、自分のポケットに入れていたのは確かで民事上は問題があると思います。それを正義の人っていうのはおかしいと思います」
と異議を唱えました。
これらのやりとりを黙ってみていなかったのは、女優の高木美保も同じで、
「背任と女性レイプの話を同じステージで語ってはいけないと思う」と玉川氏を厳しく指摘。
玉川氏の発言には異論が続出する事態となり、スタジオが緊迫する展開となりました。
普段からも過激発言が多いことで知られている玉川氏。
今回のコメントを受け、ネット上ではどんな反応が見られるのでしょうか?
「司法的問題視よりも、日本から容易に無断出国が出来たことに危機感を覚える。
海外のスパイもこんな調子で出国し、機密情報が流出していたら、有事の際は目も当てられない結果をもたらすだろう。」
「ここまでやってしまうゴーン、また法を無視してまでも助けようとするゴーンの取り巻き、権力に執着する人間の万能感というのは恐ろしいものだ。法の網目をくぐり抜ける力も半端ない。
日本の権力者にも良く似た特徴を持つ人がいる。」
「裁判所がどれだけ厳しい保釈条件を付けたとしても、多数の支援者を抱える資産家が海外に逃亡しようと思えば、簡単に逃亡できるルートがあることが示されたのも確か。検察は、日本の内外でゴーン氏の逃亡を手助けした協力者を入管法違反や犯人隠避罪で、ゴーン氏を入管法違反や犯人隠避教唆罪で捜査していただきたい。 」
などのコメントが寄せられていました。