統合失調症という病気は意外と身近な病気だといいます。そんな統合失調症は、一般人だけでなくタレントも苦しんでいるんだそうです。そこで、統合失調症という病気と、その症状についてご紹介します。
統合失調症ってなに?どんな症状が出るの?
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「統合失調症」という言葉は、テレビや雑誌などでよく耳にしたり目にする機会も多いのではないでしょうか。でも、はっきりとしたことや、どんな症状が出るのかを知らない人も多いはず。統合失調症とは、自分の考えや気持ちがまとまらなくなる精神疾患で、脳の機能に原因があると言われています。この統合失調症は、およそ100人にひとりがかかると言われており、10代から40代と幅広い年代の人が発症するそうです。統合失調症の原因は、まだはっきりと分かっていないそうですが、一説には脳内の情報を伝えるべき神経伝達物質のバランスが崩れためではないかと言われているそうです。この統合失調症には「陽性症状」、「陰性症状」、「認知機能障害」の3つに分けることができるそうです。
統合失調症の「陽性症状」とは?
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「陽性症状」には、自分は誰かに監視されている、誰も居ないのに命令する声や悪口が聞こえる、何もないのに幻覚がみえる、その幻覚が現実の感覚として知覚される。考えていることがまとまらず、一貫性が無くなる、会話に脈絡がなくなると言った症状が現れます。
統合失調症の「陰性症状」とは?
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「陰性症状」には感情の平坦化や思考の貧困、意欲の欠如、自閉と言った症状が見られるそうです。例えば喜怒哀楽の表現が少なくなり、他人の感情に共感することがなくなってしまうそうです。また、会話で抽象的な言い回しが出来なかったり、他人の言っていることを理解できなくなるといいます。さらに、自分から何かをしようという意欲がなくなったり、始めたの良いけれどそれを継続するのが難しくなります。症状が進むと自分の世界に閉じこもりがちになり、他者ともコミュニケーションを取らなくなってしまいます。
統合失調症の「認知機能障害」とは?
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「認知機能障害」には、ちょっとしたことを覚えるのにも時間がかかってしまう記憶力の低下や、やらなければいけない仕事や勉強に集中したり考えがまとまらなくなってしまう、やらなければいけないことに優先順位をつけることができなくなったり、計画を立てて行動する事ができなくなるそうです。
タレントも統合失調症に苦しんでいた!
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タレントの中にも統合失調症で苦労をしている人は多いそうです。女性芸人の鳥居みゆきさん。過去にイジメを受けていて、自傷行為や薬を服用していたそうです。また、芸人の岡村隆史さんも一時期統合失調症で苦しんでいました。とても人気があり、休む暇も寝る暇もなく、ストレスが溜まりに溜まって爆発してしまったそうです。そんな岡村隆史さんの異変にもっとも早く気づいたのは、親友の大泉洋さんだったそうです。明らかに様子がおかしい岡村隆史さんに病院に行くことを勧め、それがキッカケで病気が発覚して休養することになったといいます。歌手では「安全地帯」のボーカルで知られる玉置浩二さんが統合失調症だったそうです。誰もいないのに自分の悪口を言われていると感じ、不安感に襲われていたといいます。ライブなどでも感情が昂ぶってしまい、奇声を発することもあったそうです。女性の歌手では華原朋美さんも有名です。元小室ファミリーだった華原朋美さんは、小室哲哉さんと破局した後に統合失調症のような症状を発症して歌手活動を休止しました。活動休止中には薬を大量に飲んで自殺しようとしたこともあったそうです。現在は、その症状からも抜け出して芸能活動を再開しています。
まとめ
自分には縁遠い病気だと思われがちな統合失調症ですが、誰でも突然病気を発症することがあるそうです。特にまじめな人ほど発症するとも言われているので、忙しくても適度に休養を取って体と心を休ませるようにしましょう。