東京五輪閉幕から一夜明けた9日、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長とみられる人物が銀座を歩く姿が目撃され、ツイッターで動画や写真が拡散。大会関係者は入国後14日間を過ぎると行動制限はなくなりますが、IOCは選手に大会中の観光を禁じただけに批判の声も上がり、ツイッターで「観光禁止」がトレンド入りするなど物議を醸しています。
「バブル守る気ないの?」
「(新型コロナウイルス感染を防ぐ)バブルを作る気も、守る気もなかったのではないか」。同日夕方、銀座でバッハ氏らしき人物の写真を撮影し、投稿した50代女性は語気を強めました。
女性によると、ブランド店が並ぶ通りを、警護や大会スタッフのユニホームを着た人を引き連れて歩いていたといいます。女性は「選手や大会関係者のルール破りが横行しても、IOCの対処の甘さが不思議でならなかった。会長自身が観光や買い物を楽しみかったからなのかと、ふに落ちた」とあきれて話しました。
こちらが実際の写真です。
同じくこの光景を目撃した30代女性も「バブル崩壊なのでは?と思った。アスリートは観光禁止なのに…」と答えました。
神対応には好感
一方、好意的な意見もありました。ツイッターに動画を投稿した都内在住の20代女性は「通行人の小さなお子さんをあやしたり、写真撮影に1人1人対応したりしていた。やさしい方だと思った」と振り返りました。
IOCはバッハ氏の銀座訪問の事実について回答をしていないとのことです。
この出来事にツイッターでは、
「バブルを自ら壊すスタイル」
「やりたい放題って、この人ね。もう閉会したから?選手がお忍びでこれして、オリンピック参加資格をはく奪されなかったっけ?本当に悪い権力者のお手本のような人 」
「IOCの非民主主義、独善性を絵に描いたような行動」
「閉会式が終わって翌日にこれか…… コロナ禍に危機感を感じていないし、日本人をとことんナメている」
など批判の声が多くあがっています。
選手はダメで、自分はいい。会長がそういった考えでいいのでしょうか…。