11日、高須クリニックの高須克弥院長が 自身のツイッターを更新。ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自身のツイッターで「簡易PCR検査」を無償で提供したいとの意向を表明したことにネット上で批判されている状況をフォロワーから質問され見解を示しました。
そのいきさつは、10日夜に 孫会長の3年1か月ぶりツイッター投稿で、「久しぶりのツイートです」と2017年2月9日以来の発信であいさつすると、「新型コロナウイルスの状況を心配しています」と感染拡大が止まらない現状を憂慮。11日になってから「行動を開始します」と表明すると…
「新型コロナウイルスに不安のある方々に、簡易PCR検査の機会を無償で提供したい。まずは100万人分。申込方法等、これから準備」と具体案を示しました。さらに「本日厚労省を訪問しました」と報告。「医療崩壊を起こさないよう連携しながらやっていきたい」とつづっていましたが、孫氏のプランに対し、ネットは「医療崩壊を引き起こしかねない」と大炎上となってしまっていたのです。
秩序を保って治療に当たれるよう…
高須氏は今回の孫氏の騒動を「存じております」とした上で「僕は検査を求める患者さんが押し寄せて 医療現場が混乱してイタリアや韓国のようになることを恐れます」とつづっていました。
さらに「医療資源は限られています。秩序を保って治療に当たれるよう協力をお願いいたします」と呼びかけていました。
ホリエモンや 熊谷俊人千葉市長も助言⁉
また 同じく11日、ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(47)も 孫正義氏の「簡易PCR検査100万人分」無料提供プランについて「やめた方がいいですね」と自身のツイッター上で助言もしました。
孫氏のプランに対し、ネット上では「医療崩壊を引き起こしかねない」と大炎上。孫氏は「検査したくても検査してもらえない人が多数いると聞いて発案したけど、評判悪いから、やめようかなぁ。。。」とつぶやくと、堀江氏は「やめた方がいいですね」と引用リツイートしました。
孫氏のプランには 熊谷俊人千葉市長も、ユーザーからの質問に答える形で「意図が分からないので何とも言いようがありませんが、100万人に簡易PCR検査を提供する資金があるのであれば、新型コロナウイルスに対応している現場の医師を始めとする医療関係者にその資金を提供してみては、と思います」と発信していました。
検査はあくまでも検査であって治療ではない…
今回のこの報道にも多くのコメントが寄せられていますが…
《 簡易PCR検査キットを無料配布するのであればその分、節税対策を辞めて寄付をしてくれ。大体、簡易キットの精度は低いんじゃないの?》
《 検査精度が3~7割程度。ただ闇雲に検査を行えば、却って混乱を招くだけだと思う 》
《その通りだと思います、検査はあくまでも検査であって治療ではない、病院など医療現場は治療優先で。いつも思うけど、高須先生の指摘はかなり的を得ている発言が多いようですね。》
等など、簡易キットの精度の問題点や、医療現場への配慮を考えるべきだと言う意見が多く寄せられているようでした。