今ではすっかり優しそうでダンディな俳優・宇梶剛士さん。かつては東京中を震撼させて暴走族『ブラックエンペラー』の総長として、その名を馳せていました。そこで今回は今では考えられない宇梶さんの暴走族伝説を紹介します!
宇梶剛士さんが不良になった理由とは
暴走族『ブラックエンペラー』の総長として2000人以上の団員を束ねていた宇梶剛士さん。一体、どういう経緯でブラックエンペラーの総長になったのでしょうか。
それは宇梶さんが高校生の時にさかのぼります。当時、メジャーリーガーを目指していた宇梶さんは当時の野球強豪校の拓殖大学第一高校に進学しました。恵まれた身体能力と大柄な体は高校生の中でも特に目立ち、プロ野球のスカウトマンが見にくるほどの将来が有望な選手だったようです。
しかし、野球部内でトラブルを起こしてしまい、退部に追い込まれてしまいました。どうやら宇梶さんの才能に嫉妬した先輩からいじめを受け、暴力事件に発展してしまったようですね。結局、宇梶さんは逮捕されてしまい、高校は中退し、北海道のおじさんに引き取られます。
しかし、そこでの生活も順応できず、東京の家庭裁判所からの呼び出しを口実に逃げ出すようにして東京に戻ってきたようです。そこから悪友との交流が盛んになっていきました。それがブラックエンペラーの総長・宇梶剛士誕生のきっかけのようですね。
宇梶さんの暴走族伝説
暴走族になった宇梶さんですが持ち前の身体能力の高さからなのか、とても喧嘩が強く、みるみる暴走族内で出世していきました。なんでも加入早々に単身で本部に乗り込んでいき、いきなり総長の座を奪おうとしたみたいです。
しかも、もしもの時はその場にいた全員を片付ける自信があったらしく、その事からもかなり喧嘩が強かったんだと推測されます。その後、満場一致で2000人以上の団員を束ねる総長に就任。のちに数々の暴走族時代のエピソードをテレビ番組などで語っていますね。
宇梶さんは当時の自分を「冷徹非道」という表現をしています。詳しいことには言及していませんが、都市伝説では「日本刀で斬られた」「ケンカ相手を簀巻きにして湖に沈めたり、顔面をバイクのエンジンで焼いた」などなどまるでヤンキー漫画の世界観さながらのエピソードが出てきますね。
事実として宇梶さんがテレビ番組で語っていたのは、宇梶さん1人vs暴走族1000人ですね。ある日、200人くらいを引き連れて湘南を走っていると、1000人くらいの地元の暴走族に絡まれたそうなんです。宇梶さんはやる気満々で突っ込んでいったのらしいですが、周りの200人は逃走。結果的に宇梶さん1人で1000人に立ち向かう事に。
結局20人くらいボコボコにしたところで相手は引いて逃げてしまったらしいのですが、『漫画やん!』ってツッコミを入れたくなるエピソードですね。芸能界でも当時を知るヒロミさんやパパイヤ鈴木さんは今でもビビっているみたいなので、おそらく本当のエピソードなのでしょうね。
その後、更生した宇梶さんは役者に転身
暴走族の総長としてその名を馳せていた宇梶さんですが、遂に逮捕されてしまいます。しかしそこでチャップリンの自伝を読み、役者への道に進む事を決意します。それと同時に高校の復学の為に勉強に励み、明大付属中野高校定時制に入学しました。
ちなみに同級生にはパパイヤ鈴木、つちやかおり、布川敏和などのアイドルや芸能人がいたそうです。その後、錦野旦さんや菅原文太さんの付き人を経験し、美輪明宏さんに才能を見出され、役者として着実に実績を積み、今の活躍があるそうですね。
まとめ
宇梶剛士さんの暴走族伝説についてまとめてきました。昭和ならではのエピソードが満載でしたね。もうこれほどまでに破天荒な役者はなかなか出てこないんじゃないかと思います。今後の宇梶剛士さんの活躍に注目ですね。