幼少期から才能を発揮し、大人になったときの活躍を期待され、そのまま期待通りの選手になるスポーツ選手は、います。しかし、サッカーの森本貴幸選手はそうではありませんでした。彼は今どこで何をしているのでしょうか?皆さんにご説明します。
15歳でJリーグにデビューした神童だった森本
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森本さんほど将来を嘱望されたサッカー選手は、日本にはいないかも知れません。Jリーグにデビューしたのが、なんと15歳!神童と騒がれたネイマール(2017年現在はPSG)でも、デビューしたのは17歳です。そして出場7戦目にはゴールを決めています。18歳の頃にはカターニアへ移籍。順風満帆なサッカー人生を歩んでいました。
ドリブラーとしては致命的な膝の怪我
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ファンペルシやスナイデルといったオランダの名だたる選手から、「彼は天才だ」「オランダ代表でも彼よりうまい人はいない」と言われていた小野伸二が、その輝きを失っていったのは国際戦でフィリピンの選手から受けた悪質なタックルで、左ひざ靭帯を損傷してからです。森本も同様で、左膝の前十字靭帯を断裂させています。靭帯は膝の動きをコントロールする際に重要な役割を果たすので、これが損傷するとうまく身体をコントロールできなくなるのです。森本の怪我は一度きりではなく、カターニア時代、そして2011年から移籍したノヴァーラ・カルチョ時代にも怪我をしています。靭帯ばかり怪我しているわけではありませんが、どうしても動きをかばってしまうので、他の身体の部分に負担をかけてしまうのです。一度大きな怪我をすると、ずっと怪我がちになるのはそのためです。
森本貴幸の年俸推移と結婚事情
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2017年現在は川崎フロンターレに所属し、年俸を2500万円獲得している森本さんですが、2017年時点で年齢が29歳なので、社長か大企業の重役でもないと貰えない額をもらっています。カターニア時代は20万ユーロ前後を推移しており、日本円に換算すると2000万円程度です。デビュー年こそ800万程度の年俸でしたが、それでも10代の人間が通常貰える金額ではありません。おそらく現在でも億を超える貯金はあるはずです。ただ、ACミランで本田圭佑選手は、およそ一年で7億7千万円程度の年収がありましたから、森本さんの期待値とポテンシャルから言うと、少し寂しいですね。2012年には結婚しており、ユース時代からの知り合いの女性だそうです。結婚したのはカターニア時代のことですから、当時は随分と遠距離恋愛だったと思いますが、今現在は日本でお二人とも過ごされています。
期待通りに期待通りに活躍したスポーツ選手と、そうでないスポーツ選手
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サッカー選手ではありませんが、2012年にメジャーリーグで三冠王になったミゲル・カブレラさんは、小さいころから天才と呼ばれ、14歳のころにはメジャーのスカウトが5球団も見に来ていたと言われています。アメリカでなくベネズエラでそうなのですから、いかに凄かったかわかりますね。世界最高峰の選手であるメッシや、同じバルセロナ所属のイニエスタさんも、子どものころから天才と言われ続けてきた存在でした。もちろん、逆に期待されながら活躍できなかった選手もいます。有名なのはアドゥーです。14歳の頃にMLSでデビューし、いつか欧州のビグクラブにたどり着くものと皆が思っていましたが、色んな海外のクラブを転々とするジャーニーマン止まりです。ブラジルのガンソ選手も同様で、かつてはネイマール以上の才能と言われていましたが、2017年時点では、セビージャでなかなか出場機会に恵まれずにいます。バルセロナで活躍し、今でもPSGで実質的な”王様”となっているネイマールとは大きく違います。
まとめ
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むしろ、将来を期待されて、そのまま順調に成長するスポーツ選手の方が少ないかも知れません。森本さんも確かに欧州のビッククラブで活躍されたりはしていませんが、プロでスポーツ選手をしているというだけで凄い事です。彼の活躍を見守ってください。