『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)が6月末で打ち切りになると、一部週刊誌で報じられました。同番組には『とんねるず』の石橋貴明さんがレギュラー出演しており、約2年に渡って放送してきました。しかし、今回の打ち切りによりついに石橋さんの地上波レギュラーがゼロに。ところが、その裏には〝男気〟が隠されているようなのです…!?
『みなさんのおかげでした』の終了後に、フジテレビが功労者への特別枠として用意したのが『たいむとんねる』でした。
しかし!視聴率は思うように伸びず、苦戦…。アシスタントレギュラーのミッツ・マングローブを早々クビにするという経費削減も。〝割に合わない〟という理由で、ついに番組そのものの打ち切りが決定したようです。
芸能記者いわく、「『みなさん』のころから言われていましたが、『とんねるず』はとにかくギャラが高額。『たいむとんねる』は深夜帯ということもあって抑えめではありましたが、それでも昨今のテレビ業界にとって石橋のギャラは高過ぎました。」と明かしています。
まだ視聴率が取れていたならば許されますが、制作費が高額だと、成功のハードルも厳しいものになっていくようです…。
実際、今回の報道に対して、ネット上では《まだ高額ギャラもらってたのかよ》《いいかげんにギャラ抑えろよw》《もう一生食える金持ってるんだろうしギャラ返上してでも続けりゃいいのに》《数字に見合わない法外なギャラをもらって恬として恥じない老醜たるや》などと、高額なギャラを取り続けることに非難する声も上がっています。
しかし、世間が思っているのと実態は少し違うようです…。石橋さんは最近、『とにかく暇だ』と語っており、わずかなギャラでも仕事するという熱意があるそう。その一方、‟自分がギャラを下げてはいけない”という使命感もあると..。
石橋さんは今や関東芸人の中心的な存在で、関東のお笑いを強くしようと力を尽くしています。
そこで大事なのが〝芸人の立場向上〟というワケです。石橋さんがもしギャラを下げてしまったら、後輩たちもそれに合わせてギャラを下げざるを得ないのです。
結果的に芸人たちはテレビ局に搾取されるだけになってしまう状況を危惧して、石橋さんは自分のギャラを下げないでいるのだとか。
2016年にお笑いの大御所・明石家さんまさんも「オレはギャラなしでしゃべってもええねんけど、バランスを考えるとそうはいかない」「オレが『ギャラいらない』と言って出ると、後輩たちが『さんまさんがギャラ取ってないのに、お前らなんや!』ということになる」と、このジレンマについて語っていました。
ギャラを下げないのは自分のプライドの問題ではなく後輩たちのことを思ってのことだったんですね…。なんて後輩思いなのでしょう…!