女優の鈴木杏は、小学生の頃から子役として活躍し、2000年のスポーツ飲料のCMに出演したことで、一躍有名になります。
その後、人気ドラマ「金田一少年の事件簿」や、映画「花とアリス」などの話題作に次々と出演し、将来を嘱望されていました。
写真:こいもうさぎのブログ
20代に入ってから激太り
ところが、20代に入ってから激太りを指摘されるようになります。過去の画像を見ても、子役時代とはかなり違って見えます。
ネット上でも太ったと指摘されており、NHK大河で広末涼子の代役に抜擢された時は、鈴木杏の太りやすさが心配されていました。
写真:ORICON NEWS
鈴木杏の役は、京都の芸妓である辰路で、主人公の最初の夫の愛妾です。
この役は、当初、広末涼子が演じるはずでした。ところが、妊娠がわかったため、鈴木杏に白羽の矢が立ったのです。
鈴木杏は、いつか大河に出演する役者になりたかったので、嬉しいと語っていました。彼女のこれまでの芸歴をよく知るファンは、祝福し、エールを送っていました。
もともと実力のある女優だったこともあり、放送が始まってみると、疑問を呈していた人々も演技が上手いと手のひらを返したように評価するようになります。
演技が上手い鈴木杏
写真:YouTube
子役から出発し、有名CMで美少女ぶりが評判となったことで、アイドル的なイメージで鈴木杏を見ていた人も少なくありませんでした。1997年のドラマ「青い鳥」では、印象的な役をこなし、そのインパクトが多くの人々の心に残っていたのです。
鈴木杏は、演劇界の重鎮である蜷川幸雄の舞台に出演し、実力派女優としてキャリアを積みました。ただ、可憐だった美少女時代の印象が強い人の中には、違和感を感じ、あれこれ言う人がいたのです。
もちろん、鈴木杏が女優としての実力を磨きながら大人の女性になっていくのを、嬉しく感じて見守っていたファンもたくさんいました。
ストリッパー役に挑戦?
写真:YouTube
2011年に公開された「軽蔑」で、鈴木杏はストリッパー役に挑戦しました。この時、フルヌードを披露して、大きな話題を呼びます。その大胆な演技により、高崎映画祭では最優秀主演女優賞を受賞します。この作品は、文芸作品だったので、一般的な人気作品にはなりませんでした。ただ、鈴木杏のイメージはかなり変わり、本格派女優として歩むことになります。
広末涼子の代役に抜擢されたのも、鈴木杏の実力を知っているNHK側が、期待してオファーしたのです。
いろいろ言われたものの、フタを開けてみれば鈴木杏の実力が証明され、終わり良ければすべて良しという展開になったのでした。