接着剤として有名な「セメダイン」。その「本当の商品名」についてメーカーがTwitterで明かし、話題になっています。
黄色いチューブに「セメダイン」と太字で書かれた、あのおなじみの商品。「セメダイン」といえば真っ先に思い浮かべるこの商品ですが、商品名は「C」(セメダインC)だそうです。確かに、チューブには「セメダインC」と書かれているのです!
これの商品名は「C」です。すごい驚かれるのですが本当です。 pic.twitter.com/6xxxMR5Rgn
— セメダイン (@cemedinecoltd) January 24, 2020
公式Twitterによると、「C」という名前になったのは、それ以前に「A」「B」という商品があったから(現在は廃盤)。「セメダイン」は会社名であるとともに、同社の接着剤ブランドの総称であり、「接着剤ブランド『セメダイン』に、『C』『スーパーX』『木工用』といった名前が付いた商品がある」ということだそうです。『X』が現在のエースだそうです。
昨日からたくさんの反応いただきありがとうございます。
「愛用してます」というコメントもいただけて嬉しかったです😊Cで大きくなった弊社ですが、「X」が現在のエースでございます。一本で大体の素材に使えて、落とす、洗濯するなどしても剥がれにくいです。迷った時はスーパーX、お試しください🙇♂️ pic.twitter.com/uOXtpgToJv
ADVERTISEMENT — セメダイン (@cemedinecoltd) January 26, 2020
この事実に驚いた人は多く、「マジか!」「驚いた」「知らなかった」「『木工用』も商品名なのか!」「マツダ3のようなものか」などといった反応が、セメダイン公式Twitterには多数寄せられています。
セメダインの公式サイトを見ると、「C」や「木工用」「プラモデル用」「発泡スチロール用」を含む、セメダインブランドの商品がずらりと紹介されています。接着剤が大半ですが、「セメダイン ワッペン・シールはがし」など、接着剤ではない商品も、セメダインブランドから出ていることが確認できます。
公式Twitterでは、セメダインという社名の意外な由来も明かしています。セメダインシリーズの開発が始まった大正時代、「セメダインの創業者である今村善次郎は、当時の市場を席巻していた『メンダイン』という接着剤を国産品で攻め出そう!というところから、セメダインと名前がついた。」そうです。英国製のメンダインを、「国産品で攻める」という、戦闘的なネーミングだったのですね。
また、もう一つの由来として、「接合材であるセメント(CEMENT)と力の単位を表すダイン(DYNE)との造成語で、『強い接合・接着』という意味が込められている」ことが、セメダインの公式サイトで明かされています。
セメダインの名称の“トリビア”については、ネットで過去にも何度か話題になりました。身近な商品の豆知識、面白いですね。
ツイートが話題になったことについて、担当者はこう話します。「何度かつぶやいているのですが、驚かれた方が多かったようです。それだけセメダインという名前が知られているんだという喜びと、自分たちの周知不足を実感しました。多くの商品をラインナップしていますので、用途に合わせてお選びください。」