2019年に死去したジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏。彼による少年への性◯害が注目を集める中、元ジャニーズJr.
の30代男性が、「 週刊文春 」の取材に応じ、被害を告白したのでした。
ジャニー氏を巡っては、ジャニーズJr.の少年への性◯虐待を、「BBC Two」のドキュメンタリー番組『Predator:The Secret Scandal of J‐Pop(J‐POPの捕食者 秘められたスキャンダル)』が取り上げて話題とな理ました。
今回、この問題を雑誌が取材すると、90年代後半にジュニアとして活動していた、都内に住む30代後半の男性が協力してくれたのでした。彼の証言で、当時のジュニアたちの間で先輩から受け継がれてきた“襲われない秘訣”というものがあったそう。
男性は、「自分の場合は、先輩から『ベルトを3本巻いて寝ろ』と言われました。簡単にズボンを下ろせたらやられるけど、できなかったら『ウゥ』と諦めて隣の子にいくからと。だからジーパンで寝たりしました。先輩からは『蹴ってもいいよ。怒んないから』とも言われました。『ユーかっこいいよ、僕を蹴るなんて』と言われた人もいるって」と話します。
続けて、「3日連続でやられてない子がいたら、『〇〇君のそばは安全らしい』となってみんなが集まるので、さらに安全になる。狙われそうな後輩が部屋に入って来たら、『お前、あっちの部屋で寝とけ!』って。お風呂も2〜3人で入る」と話します。
あらゆる手段で被害を回避してきた男性でしたが、ジャニー氏に襲われたのは14歳の頃。コンサートが終わった後、ジャニー氏が滞在するホテルのスイートに泊まった際のことだったとのこと。
「ベッドで寝ていて、ふと目が覚めたら、ジャニーさんの顔が近くにあった。『何?』って思ったら突然、ディープキスされました。もちろん嫌でしたので、『イーッ』と歯を食いしばって拒否しました。でも、それで済んで良かったのかなぁとも思った」と明かしたのでした。
ジャニー氏の少年への性◯害を巡っては、過去に「週刊文春」が報じ、ジャニーズ事務所とジャニー氏が文藝春秋を名誉毀損で提訴。東京高裁で、ジャニー氏による性◯害が認定されています。今回、BBCの報道を受けて、ジャニーズ事務所がどのような対応をとるのか、注目を集めることになるでしょう。
「週刊文春」では、ジャニー氏のターゲットになりやすい少年の「3つの条件」、性◯害問題を報道しないNHKとジャニーズの強い結びつきなどについても詳しく掲載されるそうです。
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