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相次ぐ乱獲!絶滅危惧種のゾウ 無残な姿で発見される


世界各地の象の生息地域で後を絶たないのが象の乱獲・密猟です。

マレーシアでは、絶滅危惧種に指定されているボルネオ象の死骸が無残な姿で発見されました。

 

70発の銃弾を受ける

linenews

 

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マレーシア領のボルネオ島で発見されたのは、70発もの銃弾を受けた象の死骸でした。

死んでいたのは絶滅危惧種に指定されているボルネオゾウです。

象は牙を切り取られており、密猟者による犯行と見られています。

 

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発見当時、象は川岸の木に縄でつながれ、半分水に沈んだ状態だったことから象は縄でつながれながら至近距離から4・5人の密猟者に銃で撃たれたと見られています。

japanmalaysia

このボルネオ象が殺される事件は後を絶ちません。

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牙を狙った犯行が多発しており、木材輸出(日本にも輸出されています)のための森林伐採やパーム油製造のためのパーム畑によってジャングル内の生息地も縮小し続けていることから個体数も減少を続けています。

なお、現地当局によるとこの犯行は常習犯によるものではなく現地住民による犯行と見られています。

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世界のゾウ乱獲

世界では象の乱獲が後を絶ちません。アフリカゾウもその被害を受けている種の一つです。

アフリカ象も同様に牙を求めた密猟者によって乱獲されており、なんと

7年間で2000万頭から35万頭まで減少

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しました。生息数は18カ国で35万頭まで減少しています。

 

globeasahi

牙を輸出する目的とは

象の牙は、意外と身近なところで使用されています。

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日本国内では高級な印鑑や三味線のバチの材料として、中国では繊細な工芸品や彫り物に、欧州や米国などではピアノの鍵盤や、ビリヤードの球などに使われてきました。

狩猟の成果として象牙を飾る家庭も世界中に見られます。

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ロイター

 

アジアでは台湾、タイ、日本、香港に大きな市場がありましたが、1989年の規制以降減少傾向にあります。しかし、現在では中国やタイで多くの需要があることによってたくさんの象が犠牲になっています。

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huffingtonpost

 

アフリカ住民にとっての大きな資金源

 

象の牙は1キロで1万円以上の値段がつき、一つの牙で100キロの重さのものがあれば100万円を超える金額となります。

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アフリカ住民の生活費としてかなり大きな金額となっていますが、紛争の費用として利用される背景もあります。

hobundo

また、最近では象の群れをヘリコプターで探す密猟者もいます。

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象の牙は死後硬直によって外しにくくなることから、銃で殺した後に頭ごとチェーンソーで切るという非常に残忍な方法で殺されています。

 

 

まとめ

象や動物を守るためにも、身の回りで動物から作られたものや動物の生活環境を破壊して作られたものがないか知ることを始めることが大切なことだと思います。

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また、新しくものを買うときには動物由来の製品を買わないことが動物保護につながります。