子供は勉強するのが仕事でしょう。しかし、子どもを寝させないで24時間以上勉強をさせるのはいかがなものでしょうか?そのせいで、最近になり9歳の子供が勉強疲れで亡くなってしまったという大変胸の痛いニュースが飛び込んできました。
勉強しすぎると命に関わる?
それはある日のこと。中国に住むある家庭で、母親が必要以上に子どもに教育をさせたとして、9歳の息子が勉強疲れで亡くなったというニュースが報じられました。病院に運ばれた息子は意識を失っていたといいます。
その原因は過労とストレスです。息子は病院に運ばれた3時間後に息を引き取りました。母親は自身の失敗を認めたくないのか「息子に辛い味のおやつを与えてしまったから死んだ」と言うのですが、医師は「そんなことは関係ない。息子さんは過労死だ、なんでこんなになるまで放っておいたんだ」と反発しました。息子のためを思って教育熱心だった母親の思いが、最悪なケースを引き起こしてしまいました。point 242 | 1
息子は学校で優秀な成績だったようですが、最近は成績があまり思わしくなかったようです。そのため、母親は息子に夜通し勉強をさせたのですが、息子が亡くなった日も夜中の12時過ぎまで勉強をさせ、鼻血を出して倒れてしまったそうです。
教育熱心な親は毒親なのか
日本では学歴社会の概念が薄れてきているといっても、やはり子どもを名門に入れたい、という親も多いでしょう。そんな熱心な親を持つ子供たちは、実際のところどのように思っているのでしょうか?
厳しくとも親に感謝している子ども
とある家庭の子どもは、中学受験のために受験2年前の小学生5年生からはテレビや漫画も一切禁止で、友達との遊びもほぼダメだったと話します。そのため、当時は親が大嫌いだったようですが、しかし、その後の高校や大学受験で大変な思いをしなかったことで、当時の親には感謝しているそうです。point 210 | 1
勉強をさせすぎた反動で問題児にまった子ども
また、逆のケースもみられるようです。幼稚園の頃からすべてを受験のための勉強に取られていたので、やっと入学して解放されたことで爆発してしまったという子どももいるようです。幼少期に勉強ばかり押しつけられなかったら、勉強をもっと楽しめたかもしれませんね。point 208 | 1
親の教育熱心のせいで精神病に
また、これに関しては最悪なケースといえますが、現在30代の女性は教育熱心だった母親からテストが98点でも「なんで2点が取れないの。この2点で受験に落ちて人生が変わるかもしれないのよ」と言われたことがトラウマになり「完璧にしなくては人生失敗だ」という強迫観念がひどく、10代〜20代の頃は精神的な病気にかかってしまったそうです。point 245 | 1
このように、子どもの学力を向上させるのは親の役目でもありますが、あまりにも子どもに厳しすぎるのは考え物でしょう。親の教育熱心さと子どもの幸せは必ずイコールではない、ということを知らなければなりませんね。
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