新型コロナウイルスの感染拡大の影響でマスクが品薄となるなか、17日に、甲府市の中学1年生の女子生徒が 自分で作ったマスクおよそ600枚以上を 山梨県庁で長崎幸太郎知事に手渡し山梨県に寄付しました。
幼いころから一度も使わずにためてきたお年玉で⁉
甲府市に住む山梨大学教育学部附属中学校の1年生、滝本妃さんは2月、高齢者がマスクを買い求めて何軒もの店をまわる姿を目の当たりにしたことから、中学校の期末テストが終わった2月26日、母親からアドバイスを受けながらマスクを作り始めたそうです。
作っているマスクは大人用と子ども用の2種類で、このうち子ども用は、子どもたちが喜ぶようにとキャラクターがプリントされた布を使っています。
多い時には1日に5時間かけて 30枚以上作っているということで、これまでにかかった材料費およそ8万円は、滝本さんが幼いころから一度も使わずにためてきたお年玉でまかなったということです。
本当にびっくりするとともに大変感動…
そして17日夕方、滝本さんは母親とともに山梨県庁を訪れ、これまでに作ったマスクおよそ 600枚以上が入った段ボール2箱を長崎知事に渡しました。
「本当にびっくりするとともに大変感動しました。山梨県のすべての人を代表してお礼をいいます」と 受け取った長崎知事は述べ、マスクを高齢者施設や児童養護施設に配ることを約束しました。
「裁縫は苦手であまり何か作ったりはしないのですが、今回はみなさんのお役に立ちたくて頑張って作りました。早くみなさんに渡ればいいなと思います」と 滝本さんは話していました。
自分も何かしなきゃなと心動かされ…
今回のこの報道にも多くのコメントが寄せられていますが…
《真っ白い心が自分には眩し過ぎる。良い子だね、頭が下がります。勝手な事を言わせてもらえれば、優しい気持ちをずっと忘れないで居て欲しい。ありがとう! 》
《このお嬢さんが素晴らしいのはもちろん、ご家族の皆さんも素晴らしいですね。自分のお年玉を他人の為に使うなんて出来る事ではありませんよね。対して転売ヤーや買い占めする輩は真逆な人間性。このお嬢さんの行いを見て、自分の行いを少しは恥じて欲しいです 》
《 人のために努力し600枚も提供され、本当に素晴らしいです!!
これを見たとき心温まり、自分も何かしなきゃなと心動かされました。ありがとう!マスクを本当に必要とされ困っている方々にどうか届きますように。》
《 マジか。こんな子が将来みんなの為により良い社会作りをする議員になって欲しい。金に目がくらむどこかの県議のような輩がはびこる議員の中に、こんな子がいたら希望が持てる》
等など、昨今の転売問題の中、このような善行を実践した中学生の滝本さんへの絶賛が多く寄せられているようでした…。