長く活躍する力士であるからこそ様々な出来事がありますが、今なお活躍する横綱白鵬は平成の名横綱と呼ばれるのにふさわしいだけの実績がすでに積み重ねられていると言えるでしょう。そしてその活躍は土俵の上だけではなく、様々な場所で強い横綱の姿を見せてくれています。しかしながら横綱白鵬の魅力は強くてかっこいいところだけではありません。時にはその深いやさしさを感じさせてくれる部分があるということも知られています。
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横綱白鵬のほっこりするエピソードにはいくつかありますが、その中でも2014年の優勝時の会見拒否と紗代子夫人に関わるエピソードは記憶に残るものとして知られています。横綱白鵬の優勝後、通常であれば翌日に行われる会見が開かれなかったということに対して当時はかなりの憶測が飛び交いました。平成の大横綱にふさわしい大活躍を繰り返す白鵬ですが、輝かしい戦歴の中には横綱としての品格を問われる数々の出来事がありました。その様なさなかの出来事でしたので様々な憶測が飛び交ったのです。
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このことに対しては様々な方面から批判もありましたが、後日横綱白鵬自らのブログでその背景の告白が行われたことにより風は一変しました。5月場所の最中に紗代子夫人が妊娠五か月目の段階で残念なことになってしまったこと、そしてそのことを5月場所中に知り、なんとしてでも優勝をしたいと考えたこと、そして優勝をして会見に出席すれば必ず子供のことを聞かれるであろうことを考えていたことが語られました。
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この出来事により横綱白鵬が優勝後の会見を拒否した背景が紗代子夫人を傷つけずに痛かったという妻への愛情にあふれるものであったということが広く知られるようになり、強いだけではない横綱白鵬の魅力が広く知られるようになったのです。このエピソードは白鵬の優しさを表す非常に魅力的なものとして良く知られるようになりました。相撲界を代表する横綱の行動と言う部分で切り取ってしまえば褒められることの無い行動であったというのは変わらない事実であるかもしれませんが、横綱であっても力士である前に一人の妻を愛する夫であるということを知らしめたエピソードになっています。
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この他にも様々な社会貢献活動が知られている白鵬は単に強いだけではない平成の名横綱としてこれからも記憶に残る横綱であり続けると考えられています。その活躍については非常にたくさんのエピソードがあり、土俵の上の活躍だけでは語りきれない魅力があります。