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ベビーカー線路に転落、2歳男児軽傷するも公表なし…JR西が乗車中にドア閉めたか


兵庫県豊岡市のJR江原(えばら)駅で2019年12月、乗客がベビーカーを電車に乗せている最中に運転士が誤ってドアを閉め、乗っていた2歳男児が線路上に転落して軽いけがをしていたことが15日、JR西日本への取材で分かりました。

JR西は同行していた母親に謝罪したとしていますが、母親からは「軽傷であり、個別対応で納得してもらった」として事故を公表していませんでした。

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JR西日本福知山支社によりますと、

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線路に転落事故があったのは同年12月25日午前10時ごろで、

福知山発豊岡行き普通電車(2両編成)の最後部で、母親が先に乗車したあと、2歳男児が乗っているベビーカーを車内に乗せようとした際に転落したといいます。

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その際、30代の男性運転士がベビーカーの存在に気付かずにドアを閉めて発車させたそうで、

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母親はベビーカーが挟まれないようにホーム側に押したが、ベビーカーはホームに取り残されたまま、その後約1メートル下の線路上に転落しました。

運転士は母親の知らせを受けて約100メートル先で停車。

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同じ頃にホーム上の防犯カメラを見た駅員が、ベビーカーに乗っていた男児を救助。

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男児は額にすり傷を負ったが、電車と接触した形跡はなく、発車後に転落したとみられます。

その後、電車は約5分後に再出発しました。

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JR西は2歳男児の母親に謝罪。

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運転士は「複数回、鏡で後方確認をしたが、ベビーカーのあたりは影になっていて気づかなかった」と話しています。

また、同社広報部は「あってはならないこと。再発防止に努める」とする一方、「電車の運行に影響が少なかった」として、この事案を公表していませんでした。

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幸い、大きなケガではなかったのでホッとしましたが、運転士は安全確認を徹底してほしいと思いますね。

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これら一連の報道を受け、ネット上ではこんな意見が寄せられています。

「やはり電車に車掌は乗せるべきだね。
地方の2両編成でこんなことが起こるのに、JR、首都圏私鉄・地下鉄は10両編成車両が走る路線をワンマン運転化しようとしている。これではいずれ大事故が発生したり、死傷者が出るかもしれませんね。」

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「地方路線の合理化の為にワンマン列車が増えているが、運転士の運転業務以外の集札やドア扱いの車掌業務も兼任すると、負担が大きくなる。」

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同じJR西日本でも、大阪の環状線や新快速で戸締めのときに運転士が顔出して後方確認しているのを見たことがあるけど、全社的な決まりじゃないのか…
あと、防犯カメラの映像を見ていた駅員のいる部屋にも、非常停止のボタンをつけるだけでも違うんじゃないかな?」

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などのコメントが寄せられていました。