スマホを操作しながら車などを運転する、いわゆる「ながら運転」--。
社会問題にもなりつつある「ながら運転」などの交通違反で摘発されながら、
出頭要請にもたびたび応じなかったとして、警視庁は6日、
20~70代の男女計211人を道路交通法違反の疑いで逮捕したと発表しました。
警視庁は「呼び出しには素直に応じてほしい」と呼びかけています。
交通執行課の正式な発表によりますと、
違反別では速度超過42人、ながら運転38人、禁止場所の通行34人など。
また、規制速度を73キロ上回る時速133キロで首都高を走行した例も確認されています。
うち、45人は以前にも今回と同様に逮捕されたことがあったことが判明しており、
7人は4~5回目だったことも明らかになっています。
「ながら運転」などの交通違反で警察に摘発された人は、
「仕事が忙しくて出頭できなかった」などと説明しているとしています。
「ながら運転」の問題をめぐっては、「ながら運転」を防止するサービスの開発が相次いでいます。
損害保険大手のSOMPOホールディングスが発表したのは、運転中はスマホが使えなくなるアプリ。
車が時速10キロ以上で動くとスマホにロックがかかり操作することができなくなるといい、
法人向けに来年度中のサービス開始を目指しているそうです。
一方、オリックス自動車は「ながら運転」を検知するAI搭載のドライブレコーダーをすでに運送業などの会社向けに販売。
運転中にドライバーがスマホなどを見ると、警告音と音声で注意を促すといいます。
企業の管理者はドライバ-の「ながら運転」の履歴を確認することが可能で、
ドライバーへの教育につなげるとしています。
今年からは「ながら運転」の厳罰化が強化されていきます。
皆さんも安全運転を心がけるようにしていきましょう。
これらの報道を受け、ネット上からはこんな意見が寄せられています。
「最近のながら運転に対する厳しい取り締まりや対応は良いと思います。スマホ片手に車や自転車を運転し、周りの迷惑や危険を顧みない違反者が摘発されるのも逮捕されるのも当然の事です。しかも出頭要請に応じないという罪の意識に乏しい違反者に対しては、今後も厳しい姿勢で臨んでくれる事を期待します。そして同じながら運転でも対応の甘い自転車に対しても、人員を増やして厳しく取り締まってくれれば更に素晴らしい。その人員に対する財源は、違反者に対して罰金を課す事で十分補えると思います。」point 234 | 1
「何度かの出頭要請があったはず。 入院中でもない限り、理由はどうあれ逮捕されて当然ですね。 逃げ得は許さない、しっかり厳罰を受けて下さい。」
「逃れようとしているやつは無くす。もっともっとやってほしい。
また、一時停止義務違反や歩行者往来妨害違反なども徹底的に取り締まってほしい。」
などのコメントが寄せられていました。