寝る前ストレッチ
寝る前のストレッチが効果的なことをご存知ですか?
毎日たった10分のストレッチは、体には嬉しい事だらけなのです。
ストレッチを続けることで、1年後には理想の体形が手に入るかもしれません。
そこで今回は、効果的な寝る前ストレッチについてご紹介します。
ストレッチの効果
寝る前ストレッチには、いったいどんな効果があるのでしょうか?
1.コリの解消
毎日のデスクワークや疲れ、運動不足により筋肉が堅くなると、血流が悪くなります。
酸素や栄養が十分に運搬されず、血管拡張作用のある物質が分泌され、その副作用で体に痛みが生じるのです。
ストレッチで筋肉をほぐしてあげれば、血管の圧力が下がり、体の痛みやコリが緩和されます。
2.リラックス
程よく気持ちよいストレッチをすると、「カルノシン」という成分が放出されます。
この成分は、肝臓・副腎・膵臓・腎臓の副交感神経を優位にする働きがあるそうです。
科学的にリラックスしているということになるといいます。
3.良い睡眠
ストレッチで血流が良くなると、内臓などの熱い深部体温が放熱により低下します。
深部体温が低下すると、体は休息モードに入ります。
そのため寝つきが良くなったり、質のいい睡眠が取れるようになります。
4.美肌
良い睡眠が取れれば、肌の調子も良くなります。
良い睡眠は、成長ホルモンが分泌され、脂肪燃焼や肌の新陳代謝を促進します。
美肌だけでなくダイエットにも効果があるということです。
5.シェイプアップ
ストレッチは、凝り固まった筋肉をほぐし、関節可動域をアップさせ、むくみを緩和させます。
むくみを解消することで体が引き締まり、シェイプアップ効果も期待できます。
ストレッチのコツ
より良いストレッチを行うためのコツがあります。
1.時間をかける
ストレッチもヨガのように、体制をキープすることが大切です。
同じポーズを30秒ほど保つように心がけましょう。
ゆっくりと時間をかけて体を伸ばすと、より良い効果が得られます。
2.呼吸
ストレッチをしている時には呼吸も意識しましょう。
ゆっくりとした呼吸が大切です。
鼻から吸って、口から吐くようにし、特に寝る前のストレッチは長めに息を吐くように心がけましょう。
3.寝る前15分
ストレッチは、寝る前の15~30分に行いましょう。
寝る15~30分前に副交感神経が優位になると、睡眠の質が上がります。
4.布団の上で行う
床などでストレッチしても良いですが、ベッドなど布団の上で行うとより効果的です。
ストレッチをしてリラックスし眠くなったら、そのまま寝ることができます。
5.照明
照明を少し暗めにしましょう。
リラックス効果を高め、眠りを誘ってくれます。
間接照明やキャンドルを活用するといいでしょう。
リラックスできる音楽も同時に流すと、より効果的です。
6.温度調節
寝る時にエアコンなどを消す人がいますが、途中で寒さや暑さで起きてしまうほうが体に悪いです。
適度な温度を維持できるように温度を設定しておきましょう。
またタイマー機能などを活用してもいいです。
7.運動NG
寝る前の激しい運動は逆効果です。
交感神経が刺激されてしまうので、寝つきが悪くなります。
疲れさせて寝るというのは、科学的には不正解だそうです。
寝る前ストレッチのやり方
クジャクのストレッチ
(1)あぐらの状態から足を崩して、お尻の下の骨(坐骨)を地面につけましょう。手の平は上を向けて、膝の上か置くか、膝の後ろにおきます。
(2)息を吸いながら、右腕は真横を通り、天井方向にゆっくり伸ばします。
(3)吐きながら腕を左側に倒して、右の体側を伸ばします。
(4)息を吸いながら、腕を天井方向に伸ばします。
(5)息を吐きながら、ゆっくりと腕を下ろします。反対も同じようにしましょう。
サソリのストレッチ
(1)仰向けになり、両膝を立てます。
(2)手でサポ―トをしながら、足を天井方向に持ち上げます。
(3)足を頭の方向に下ろし、キープします。首は絶対に動かさないように注意してください。また、無理しないように気をつけましょう。
フラミンゴのストレッチ
(1)仰向けになり、左足を曲げます。
(2)右側にパタンと倒し、右手で左膝を床の方向にゆっくり押しましょう。
(3)左手は伸ばすか、肘を曲げた状態でOK。左膝と左肩をゆっくりと床につけるようにウエストをひねって、キープします。顔は左手のほうに向けましょう。
モモンガのストレッチ
(1)仰向けの状態で、手と足を床から浮かしましょう。力を入れて、10秒間キープ。
(2)そのあと、勢いよく脱力してください。しばらくその余韻を感じながら、呼吸を繰り返します。