軽い怪我や病気の症状を見ると、すぐに病院を訪れるよりその場で民間療法を試みる人が多いでしょう。
もちろん効果が出る場合もしばしばあるが、一部の民間療法は検証されていない治療法で、むしろ大きな害を与える場合も多いです。
ここに、子供を泣き止ませようと子供の目に「〇乳」を入れるという民間療法をしていたところ、子供を救急救命室に運ばせた母親がいます。
今月6日(現地時間)、ベトナムメディア「yan」は民間療法の危険性を知らせる事例を伝えました。
民間療法の辞書的意味は「民間に流布し、医師にかからないで行う経験的な療法」「科学的根拠に基づかない手法」を意味します。
このように出所が不明だが、何の疑いもなく民間療法を真似る人が多いのです。
ベトナムのある母親も、生後14日の新生児が涙をたくさん流すと、民間療法に従い〇乳を目に入れました。
この母親は4日間にわたり目に〇乳を入れ続けたが、子供の症状が良くなるどころか、瞼が腫れ始めました。
家族は赤ちゃんの目がだんだん腫れあがり炎症を起こすとすぐに病院に連れて行きました。
検査の結果、医師は赤ちゃんの角膜に潰瘍ができたと診断しました。幸い、赤ちゃんは治療5日後に状態が安定して退院しました。
この病院の眼科課長は「眼科疾患を治療したり、細菌を殺そうと子供の目に〇乳を入れるのは非科学的である」と強調しました。
また「もちろん〇乳には良い栄養素と抗体が含まれているが、むしろ目に入れるとバクテリア感染の危険が高まる」と付け加えました。
民間療法は誤って真似すればより大きな危険を招きかねないため、真似しない方が良いでしょう。
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